ピッツア職人養成講座・ピッツァ・マルゲリータの由来

 専門家はナポリピッツァの誕生が1720/1730年頃だと思っています。この頃からトマトの赤い色が生地の上で色付けられたからです。最初のナポリピッツァはマリナラです、しかし、クラッシックなピッツァはモッツァレッラとトマトによるピッツァです。

 1889年6月11日(ナポリピッツァの歴史的な日)に、当時ナポリを支配していたサヴォイア家のマルゲリータ女王(写真)は、カポディモンテ城でピッツァ職人の ラファエロ・エスポージトにピッツァを作るよう求めました。

 彼は、その時3つの異なるタイプのピッツァを用意しました。最初がラード、ペコリーノ・チーズ(羊チーズ)とバジル(Mast『ニコラ』として知られる)、2番目はトマトと魚(ピザ・マリナラとして知られる)そして、最後にトマトとモッツァレッラによるものです。

 サヴォイア家は、トリノがあるピエモンテ地方と南フランス、スイスにまたがる王家です。ナポリの人々に取って言わば外来のマルゲリータ女王が、ナポリの庶民の食べ物であったピッツァを食べたことを知った人々は大変喜びました。そしてその時から、ナポリ人の食物を食べたマルゲリータ女王を記念して、モッツァレッラによるピザを、ピッツァ・マルゲリータと呼ぶようになりました。

 本場のナポリのピッツァ作りには正確なルールと技術が必要です。ナポリのNo.1ピッツァイオーロ(ピッツァ職人)で、有名なミシェランの星付きのPizzeria la Notiziaを経営するエンツォ・コッチャが、伝統的ナポリ・ピッツァづくりにおける高度な技術を提供し、真のナポリ・ピッツァの古い伝統文化の振興を図るため、1995年に開設したのがピッツァ・コンサルティングです。  

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