日本のフリマ・Mercatino Giapponese

 
目 次
1.はじめに
2.日本のフリマ・Mercatino Giapponese
3.MidoromaさんのRITRATTO(似顔絵)屋さん
4.旅の情報:イタリアの入国と州間の移動<
5.あとがき

1.はじめに

  コロナ禍前までローマでは、Mercatino Giapponese「日本のフリマ」という、日本にちなんだフリーマーケットが毎月開催されていました。感染症陽性者の増加がゆっくりになってきて、外であればこうしたフリマも開催できるようになった5月、天候にも恵まれて土日の二日間の開催になりました。広い会場なのに入場に列ができるほどの盛況でした。また、順調に開催できるようになるといいな、と思います

2.日本のフリマ・Mercatino Giapponese

 日本に特化した フリーマーケットMercatino Giapponeseはローマでも人気のあるフリーマーケットの一つで、コロナ禍となる前は毎月開催されていました。今回1年ぶりに開催されたのは、1800年代に国立の屠殺場だったところ。25000平米という広さです。ただし、建物は使わない屋外での開催です。簡易建造物でBARも営業で、コーヒーを飲めます。 ただし、中では購入のみ。買ったら外へ持っていて消費します。
 
「日本の」フリマで日本に特化したものなので、キモノを売る人もいます。日本の風景の版画も売っています。店主はイタリア人ですが、苔玉屋さん。日本から苔玉に適した特殊な土を買って、自分で作るそうです。日本語のロゴの入ったマスクもフリマで売っています。こけし、キモノのリサイクルバッグ、てぬぐいなど扱う雑貨屋さんや、着物地のリサイクル品を扱うお店もあります。
  ここで結構、日本的なものが流行っていることに、フッと気づきました。もちろんローマ在住の日本人も多く関わっていつのですが。これも異文化コミュニケーションなのかしら、と思うことしきりです。。。。
 
 詳しくは→ https://www.ivc-net.co.jp/cult/wind/2021/374.html

3.MidoromaさんのRITRATTO(似顔絵)屋さん

   2021年5月にフリマが再開されたので、MidoromaさんのRITRATTO(似顔絵)屋さんも再開しました。お店の名前は、RITRATTO a Sumi-e。墨を使った似顔絵屋さんです。 Midoromaさんのテント(お店)は2mX2m。テーブルは1mX0.7mなので、お客さんが座る椅子ごと、テントの中央に設置して、通行の邪魔にならないようにしました。
 
 今回はMidoromaさんのイタリア語での作品「みよちゃんの日本の子供時代」をモチーフにしました。「みよちゃんの日本の子供時代」の裏表紙の中央のスペースに、墨でお客さんの似顔絵を書き込みます。そしてみよちゃんからのマンガ式メッセージとMidoromaさんの日本式の赤い印章が押印されたユニークなものです。もちろん似顔絵は、お客さんの顔の特徴をうまくマンガ的に捉えているのですが、墨を使った似顔絵はそれだけでなく、ほのぼのとした暖かさが感じられます。さすが、プロの漫画家の作品です。
 
 詳しくは→ https://www.ivc-net.co.jp/cult/wind/2021/375.html

4.旅の情報: イタリアの入国と州間の移動

 イタリアでは 感染症陽性者の増加が抑えられるようになって、徐々にこれまでの制限措置が緩和されるようになってきております。イタリアに入国する者は、イタリア国内での滞在期間に関わらず、(イタリアへの入国のための)公共交通機関に乗る際、運行者及びコントロールを担う者に対し、入国前72時間以内にスワブ検体による分子検査(PCR 検査)又は抗原検査を実施し、結果が陰性であったことを証明する書類を提示することが義務づけられています。イタリアへの入国のための公共交通機関に乗る際、運行者及びコントロールを担う者に対し、Covid-19 グリーン証明書(ワクチン接種証明書)を提示する義務があります。
 
 また、6月21日よりイタリア国内における州間の移動制限時間は撤廃されます。これにより Covid-19 グリーン証明書(ワクチン接種証明書)を持つ者は、州間の移動が可能になります。まだ不自由はあるものの、活動は徐々に再開されています

5.あとがき

 ここ20年位でイタリアの高級レストランの料理内容が変わっています。昔は高級レストランといえども、その地方の伝統料理がメインでした。それが京都の精進料理をフランス料理に応用したのが始まりというヌーベル・キュイジーヌ式になり、シェフのオリジナル料理+見た目の美しさを追求しています。次回は「 イタリアのレストラン事情その2 イタリア料理のコース」です。
ご意見・お問合せ・旅行のご相談は→info@ivc-net.co.jp
 イタリアでのビジネスや旅行は→こちらから
 メルマガバックナンバーは→こちらから