イタリア版GOTOでエルバ島/コロナ禍のメーデー

 
目 次
1.はじめに
2.イタリア版GOTOでエルバ島
3.コロナ禍のメーデー
4.旅の情報:イタリアのロックダウン
5.あとがき

1.はじめに

 夏のバカンスを無事に通過し他ことから、11月の首相令でイタリア訪問が緩和されることを期待していましたが、イタリアでもコロナ感染が、再拡大の様相を示しています。そのような中でもイタリア現地の皆さんは粛々と、仕事を行い、買い物をし、そして大切な日常行事やお祭りをしています。現地よりコロナ禍の様子が届いたことから、皆さんにお知らせします。 イタリア、頑張れ!!
 
*お詫び
11月号で12月号はプロチダ島訪問を予告していましたがイタリアのコロナ関連の話題が入りましたことから、12月号は次回(69号)で報告させていただきます。

2.イタリア版GOTOでエルバ島

  8月が終わってから、大多数の人から一足遅れて一週間のバカンスに出発した。トスカーナに含まれるエルバ島がその場所。西洋史にちょっと興味ある人なら、ナポレオンが幽閉されたところだとパッと思いつくだろう。幽閉といってもお屋敷に住まっていたらしいけど。幽閉された期間は300日に満たない期間だけど、おかげでエルバ島の売り物になっている。町の至る所に「ナポレオン」の文字とNを象った紋、幽閉された年の1841が目につく。店の名前だったり、ワインの名前だったり。ペットボトルの水もありました。
 
  このバカンスは日本の「GoTo」にあたる、新コロナ経済対策の国内旅行補助金400ユーロ(約5万円)を使った。宿代と宿のレストランでの夕食代合計で差額の250ユーロ(約3万円)を支払いました。これ、4人のバカンス代だからかなり安く上がった。実際の支払いはこれにフェリー往復代、ガソリン往復代、高速代、休憩時のコーヒー代、食料買い出し代、お土産代が加算されます。どこでも好きなところに宿泊できるわけではなく、補助金を受け取れる銀行と提携している宿泊地に限られる。しかも宿は補助金をすぐ受け取れるわけではないので、遅れて受け取っても大丈夫な、ある程度余裕のある宿でないと使えない。選んだのがエルバ島です。小さい頃、何度か今は亡き舅(私にとって)と避暑を過ごしに来たことのある、ダンナにとっては思い出の場所でもあります。
 我が家からフェリー港のピオンビーノまで車で3時間、フェリーで45分、エルバ島の港リオ・マリーナから、高台にある宿、アグリツーリスモまでジグザグ道で30分。やっと辿り着いた感の山の中という感じのところに4軒、アパートを含む建物がそれだ。私たちの部屋は海に面していて、毎夕美しい夕焼けを眺められる。実際、これを書いている今も夕日を見ながらです。ここでゆったりしたバカンスを過ごしました。
 
 アグリツーリスモ内には「リストーロ」というレストランもある。シェフのオリジナル料理を出す本格的レストランでした。一人4000円ぐらいで、魚三昧のコースをいただきました。
 詳しくは→https://www.ivc-net.co.jp/cult/wind/2020/362.html

3.コロナ禍のメーデー

 完全ロックダウンにあった5月(2020年)、普段はイタリア中、外食で祝うメーデー。Midoroma家では例年友達を招いてワイワイとやるのですが、今年のメーデーは家族+居候のみで挙行しました。サルデーニャ出身の居候に調理を任せて、小羊肉をサルデーニャ式直火焼き。モーター付きのぐるぐる回るグリルは購入済み。肉に詳しい居候がうまく重さを考慮して棒を突き刺して片寄らずにスムーズに回りました。
 
 焼き上がったところで、 居候愛用のナイフでさっさっと切り分ける。サルデーニャとシチリアの男はマイ・ナイフを持っているのです。酵母菌を使わないサルデーニャパン、居候の郷土特産のピストックを散りばめる。このパンと肉片を同時に口に放り込むのが居候郷土の食べ方。アブルッツォ産の強い赤ワインが肉によく合います。
 
 そして、最後の締めは、お決まりの空豆。生空豆は欠かせません。美味しかった!!。友人の馬鹿話が足らなかったけど。

4.旅の情報:イタリアのロックダウン

 11月の首相令でイタリア訪問が緩和されることを期待していましたが、 11月に入ってから、再びコロナ感染陽性者の数が日ごとに増えています。そのためイタリア全土をレッド、オレンジ、イエローの三つに分けてロックダウンを実施しています。赤みが少なくなるほど規制が緩くなる。ローマが州都のラツィオ州はイエローだ。店舗午後6時まで、外出午後10時まででとりあえず済んでいる。屋外であってもマスク着用はイタリア全土で必須です。
 緩和されたら皆さんにイタリアを訪問していただきたいと考えていますたが、またお預けをもらった格好です。。。。。

5.あとがき

 プロチダ島はナポリ湾をちょっと出たところ、イスキア島の手前にある4平方キロの小さな島です。世界的にヒットしたイタリア映画「イル・ポスティーノ」が撮影された島として、一躍有名になりました。次回は、 映画 「イル・ポスティーノ」が撮影されたプロチダ島の紹介です。
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