メールマガジン“ローマから吹く風”第15号:
フィレンツェ中央市場のフードコート/イタリア第二の朝食

1.はじめに ジェラートはフィレンツェから

2.フィレンツェ中央市場のフードコート



トスカーナ地方の胃袋と呼ばれるフィレンツェ中央市場(Mercato Centrale)は、イタリアの近代建築の祖で、ミラノのガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世を設計したジョゼッペ・メンゴーニが19世紀に設計した特徴ある建物です。歴史の街のマーケットで、近代建築であるという意味で、一見の価値があります。
イタリアでもグルメで知られるトスカーナ地方の食材を扱うだけあって、豊富な季節の食材で溢れています。しかも2014年にはそれまで野菜売り場で占められていた2階のフロアーが改築され、フードコートになったのです。座って食事ができる椅子は500席あり、2階のフードコートは365日、朝10時〜深夜0時まで営業しています。昼食や夕食の時間帯だけでなく、小腹がすいた時にぶらりと訪れても、レストランを予約していないけれどもどこで食べようかと路頭に迷うこともなく、いつでも食事にありつける場所がフィレンツェ市内にあるというのは心強いことではないでしょうか。
フードコートには、水牛のモッツァレッラやチーズの店、チョコレート専門店やジェラート屋、パンやお菓子、フィレンツェ特産キアーナ牛のハンバーガー、釜焼きピザ、肉団子や揚げ物の店、グラス1杯からワインが楽しめるエノテカ、ビール専門店、ショーウインドーに並んだ新鮮な魚をその場で調理してもらえる店、ベジタリアンのための野菜料理店、サラミ類や肉料理、サンドウィッチやランプレドットの店、手打ちパスタやニョッキなどのプリモの店、イタリア料理のレストラン、バールなど多くの店舗が入っています。セルフサービスのフードコートで好きなものを気兼ねなく、学食のようなカジュアルな雰囲気の中で食事をするのも楽しいものです。
フードコートには英語で書かれたイタリア料理のレシピ本を売っているコーナーもありますし、料理学校まで備え付けられていて、運が良ければコック服に身を包んだ生徒たちが調理している様子をガラス張りの窓越しに見ることもできます。 さらに詳しく知りたい方は、中央市場のホームページを訪れてみてください。2階のフードコートのフロアーガイドの見取り図も掲載されています。中央市場を実際に歩いているようなバーチャルツアーも中央市場のサイト内にあり、一目でどこの店で何が食べられるかがわかって便利です。
中央市場のサイトは→http://www.mercatocentrale.it
中島洋子の“食”のツアーは→http://www.ivc-net.co.jp/food/toscana/tour.html
3. イタリア第二の朝食


高校になると学校内にBARがあるのが普通で、おやつをもっていかずにBARで買うことが、大人に近づいた感じがして生徒はこちらの方法を選びます。仕事先では、朝食時間が雇用契約の中に入っているわけではありませんが、当然の権利として、順番で朝食に行きます。
BARでの朝食の定番は「カプッチーノとコルネット」です。コルネットはクロワッサンに似たパン菓子で、クロワッサンよりバターの分量が少なく、パンに近くなります。中にクリームやチョコレートやジャムが入っているものもあります。当初は朝っぱらから甘いものを…と閉口しますが、この組み合わせは病み付きになります。
栄養学的にも、まだ血液の循環が十分でない朝(消化能力が低い)に、量が少なく糖分のあるイタリア式朝食は体の条件に合っています。この第二の朝食があるので、イタリアの昼食は1時間ずれて1時からになるのですね
イタリア第二の朝食は→http://www.ivc-net.co.jp/guide/info/life.html#info12
4.旅の情報 イタリアのセールの時期(フィレンツェ)

5.あとがき

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