メールマガジン“ローマから吹く風”第14号:
カエサルの観光スポット/コミックスフェアー

1.はじめに イチジクの季節

2.カエサルの観光スポット(ローマ)



<フォロ・ロマーノ>
カエサルのフォロ:165m×75m、両側に騎士階級のオフィスがあり、国立図書館、学校が設置される。中央にはカエサルの騎馬像が置かれていた。フォロの奥には、神殿が設置されていたとのことです。祀られていたのは、カエサルの属するユリウス氏族の祖とされる愛と美の女神ウェヌス(ヴィーナス)だったということです。
バシリカ・ジュリア:カエサルが建築を始め、アウグストによって完成された公会堂。主に民事裁判所として使われた。カエサルの凱旋式の記念事業として建設されました。
カエサルの神殿:アウグストゥスが神格化されたカエサルを祀るために建てた神殿。カエサルの遺体が火葬された場所に建てられました。火葬された台は遺跡として残っています。
ポンペイウス劇場:三頭政治の一人、ポンペイウスが建てた劇場。ここにあったポンペイウスの像がポンペイウスの死後、壊された時は、この像をカエサルは再建したとの逸話があります。カエサルが暗殺されたのもこの劇場の回廊の一画でした。
<ローマ文明博物館>
カエサルが使った攻城兵器や、ハドリアヌスのヴィラのようなローマ帝国の記念碑的な建築物のありし日の姿も復元されている。それに7点ものカエサルの彫像を初めとして、アウグストゥス、五賢帝をはじめとする歴代の皇帝、キケロやポンペイウス、アグリッパなど脇役の彫像が並んでいる。またカエサルの運命を決したと言われる全ガリアとの決戦アレッシアの戦いの立体模型が置かれています。
<ヴァチカン美術館所蔵>
ラオコーンの群像:カエサルがロードス島に留学していた当時、ロードス島で製作された彫刻。
<ローマ現代美術館>
カエサル思春期の想像肖像:チビレッティ作、ローマ現代美術館
初めてのローマは→http://www.ivc-net.co.jp/guide/rome/first.html
3.コミックスフェアー


ローマとフィレンツェにはマンガ学校があり、東京アニメーター学院との間で講師の派遣が行われています。この卒業生は、マンガのプロとして世間に旅立っています。マンガ学校の先生をしている山根さんもローマで毎年春秋に開かれるコミックスフェアROMICSにマンガ学校の一員として参加します。フェアはマンガ学校Scuola Comicsの宣伝の格好の場所。卒業生がライブで絵を描きます。
三年間みっちり美術解剖から学習した成果を発表します。皆、驚きの顔で白い紙から人物が現れてくるのを見ています。
大おにぎりやカップラーメンを売るスタンドもあり、日本大使館もスタンドを出しています。イタリアにある日本の大使館も暇なのかしら。
日本の漫画、アニメ、ゲームキャラのグッズのスタンドが半分以上を占めています。コミックスフェアというより、だんだん、「Japan Expo+コスプレ」みたいになってきています。ご時勢がそうなんでしょう。
クール・ジャパンはまだ続くようです。マンガ・アニメ・ゲームから日本の文化や歴史に興味をもつという流れがでてきています。だからSUSHIブームは その一端の用に思えます。自分では気がついていなかったけれど,日本の文化にはそれだけ惹きつけられる奥深さ、幅の広さがあるということかもしれません。
コミックスフェアROMICSは→http://www.ivc-net.co.jp/cult/kaze/254.html
4.旅の情報 バチカン美術館の無料公開

入館時間は9:00-12:30、閉館時間は14:00です。予約はできないことから、朝から並ばないと入れません。通常でも入館まで、1〜2時間程度かかります。確かに予約すると20ユーロする入場料が無料なのは大きいです。でも特に2016年は聖なる年なので、さらに混雑が見込まれます。もし、この無料公開にチャレンジされる場合は、2017年以降にされるのが良いかも知れません。
5.あとがき コミックスフェアーでのコスプレ

次回は新しくなったフィレンツェ中央市場のフードコートとイタリア独自の習慣である第二の朝食をご紹介します。
山根さんのページは→こちらから
6.メールマガジン「クチーナ・イタリアーナ(イタリアの台所)」の発行

<クチーナ・イタリアーナ(イタリアの台所)>
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