
バルベリーニ宮(Palazzo Barberini)

ローマのバロック建築の中でも最も美しいものの一つです。バロック建築の先駆者マデルノ とバロック期を代表する芸術家で建築家のベルニーニによって建築されました。
現在は、国立絵画館となっており、ラファエロが恋人を描いたと言われる「フォ ルナリーナ」、ルネサンスのフィレンツェを代表するフィリッポ・リッピの「聖母子」、バロック絵画の巨匠カラヴァッジオの「ユディットとホロフェルネス」 など13世紀から18世紀にかけての作品が揃っています。
地下鉄A線のバルベリーニ駅のあるバルベリーニ広場に面したパラッツォです。現在は絵画館として使用されており、ラファエロの『フォルナリーナ (La fornarina) 』をはじめ、12、3世紀 - 18世紀の絵画を中心とした美術品などが展示されています。
フィレンツェのバルベリーニ家出身のウルバヌス8世の命で建設された。当初建設の任にあったカルロ・マデルノが1629年に死去すると、その後はジャン・ロレンツォ・ベルニーニと、マデルノの親類であったフランチェスコ・ボッロミーニが引き継ぎ、1638年に完成したパラッツォです。
映画「ローマの休日」では、主人公のアン王女と新聞記者のブラッドレーの2人が最後に車で別れる場所です。これは、王女の宿泊先にしていた舞踏会が開かれるローマ駐在大使館と設定されたバルベリーニ宮(国立古典絵画館)の正門でした。
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