ピッティ宮殿(Palazzo Pitti)
ピッティ宮殿(Palazzo Pitti)は、フィレンツェの大商人ピッティが建設し、後にメディチ家の所有物となった典型的なルネッサンス式の広大な宮殿です。
1587年にフェルディナンド1世が即位して以降、ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世によってイタリア国民に移譲されるまで、トスカーナ大公の宮殿として使用されていました。アルノ川の西岸に位置し、東岸のウフィッツィ美術館とはヴァザーリの回廊を通じて結ばれています。
約400年に渡り、メディチ家を中心として収集された絵画や宝飾品のコレクションは膨大な数にのぼっており、ピッティ宮殿にあるパラテーナ絵画館、近代美術館、銀器博物館などの一連の美術館をピッティ美術館と呼んでいます。
パラテーナ絵画館にはラファエロの作品を中心に、ルーベンス、カラバッジオ、リッピなどの作品が収められています。
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