ローマから吹く風




春のバーベキュー

←370 前の情報を見る    次の情報を見る 372→

 日本には花冷えという美しい言葉がありますが、そんな季節、太陽が出たので庭でバーベキューをしました。飼い犬がおすそわけを待ちます。


 
<サルシッチャのブルスケッタ>
 
 旦那お得意のサルシッチャ(豚の腸詰)を塗りつけたブルスケッタをまず作ります。
 
 サルシッチャ面をまず焼いて、それから裏面を焼きます。
 
 火加減に気をつけないと、美味しいものが台無しになります。


ブルスケッタの断面
 
 サルシッチャの下にうっすらと赤味が見えます。
 
 これはカラブリア(イタリア半島の長靴のつま先部)特産の唐辛子を仕込んだ生のサラミ・ンドゥイアです。
 
 カラブリアと唐辛子は切れない縁があり、唐辛子を使った料理がたくさんあります。これは一家3人大好物で家に必ずあります。


 
<トリュフのブルスケッタ>
 
 こちらはトスカーナ産のトリュフソースを乗せたブルスケッタ。
 
 まずパンを焼いてそれからトリュフソースを乗せます。
 
 トリュフの良い香りが食卓に漂って、食欲はいやが上にも増します。


 添えのサラダ。脂っこい食事なので生野菜が合います。今日はサラダ菜、ルッコラ、人参のミックスサラダ。

<メインのステーキ>
 
 メインのステーキです。
 
 メインのステーキは豚の首部分の肉です。
 
 これは舅の伝授で、首はよく動かす部位で働いた筋肉は美味しいのだそうで、我が家ではもっぱら豚の首部位ステーキです。

<豚によく合うハーブ>
 
 豚によく合うハーブがこれ。写真で点々と見える黄色いものです。野生フェンネルの花を干したもの。我が家の庭にも若干自然に生えてきます。
 
 これは、昨年バカンスに行ったエルバ島のアグリツーリスモの庭に自生していていて、ちょうど花の時期だったので、摘んで太陽光に干して持ち帰りました。 ご覧のように小さな花で、茎ごと摘んで、ハサミの先で丁寧に花部分だけ切り離すのがなかなか面倒な作業なのですが、美味しいステーキを思って頑張りました。
 
 これを、塩胡椒にオリーブオイルを塗りつけたステーキに若干量なすりつけます。良い香りがします。

       焼きあがった豚の首部分の肉のステーキ。いただきます。