ローマから吹く風




イタリアのクリスマス

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 イタリアではクリスマスはイブの夕食が正餐、クリスマスは昼食が正餐。というわけで、25日のクリスマスは、ダンナと息子の3人で午後1時頃姑宅へ。クリスマスは家庭で、が、モットーのイタリアであるが、昨今はレストランへ出かける家族が増えて、道はあらゆる方角が混雑していた。
 
 クリスマスイブのフライや魚介類のサラダなどが残っているので、用意したのはパスタだけ。冷凍大蝦を買い求め、ダンナのシェフで調理。給仕までしてくれる。 冷凍大蝦は最近発見したもの。新鮮エビの半額(1キロ15ユーロ・1500円くらい。5人分として1キロ半買い求め、一人につき5尾来た。)、味はほぼ変わらない。
 




 
 食事の後。姑と連れ合い。
 
 姑はこの日のために購入した赤い服にバラの花の飾りを買い求めて、少しづつ、ふるえる手で縫いつけた。
 
 連れ合いがベローナに住む姑の娘とクリスマスおめでとうを言い合っている 。 何か、文句を言いたそうな姑を捉えた決定的瞬間の写真なのです。



 

 
 姑も含めて、我が家は熱心なカトリック教徒ではない。クリスマスは、TVの法王のミサさえ見ずにゲームに興じるのが恒例になっている。ゲームはここ数年「トンボラ」。
 
 トンボラはクリスマスの伝統的なゲームの一つで、ビンゴに似たゲーム。一番やりたがるのが、子供に戻っている姑。勝つ確率の高い「胴元」をやりたがる。手がおぼつかず、目がよく見えないので、数を間違えて言ったり、置き場所を間違えたりするのがご愛嬌。自分でも笑いこける。
 
 それぞれ真剣な参加者。Midoromaさんの一人負けで終わった。 姑が笑いこけたので、よかった、よかった。