すでに昔の話しになりましたが、息子の高校の生物の先生です。 「明日できることは今日するな」と言う遺伝子を母から受け継いでいますので、息子は勉学に熱心ではありません。 この生物の先生は年配で、高校教師と言うよりは大学教授の感じです。つまり、生徒の家庭環境とか、思春期の悩みとかそういったことには一切関知無く、ひたすら学問の知識を教授します。息子がかなり悪い点を取った口頭試験、息子は「口頭試験なんて無かった、それなのに点数をつけるなんておかしい」と言ってましたが、先生は授業中に質問をし、息子に答えさせたそのことが口頭試験なのでした。 髪を引っ詰めにし、薄い唇は微笑を浮かべること無く、父兄面談に行くとSuo figlio si deve impegnare di piu'(あなたの息子はもっと懸命にならねばならない)」とだけ言い、「ここにサインしてください」と、採点表を差し出し、それで会見が終わりました。 うーん、こういう感じでは息子の生物に興味を持てと言っても難しいだろうなぁ。。。 イタリアの高校はすべて専門に分かれ、将来の展望が無い息子は、友達が行くからと言う理由で大学進学を前提とした理数系の高校に行き、三年進級を果たせずに、思い切って電子工学高校に変えたのでした。 ここでは、ほとんどの科目で及第点をとっているのでやっと安心できてます。
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