Cucina Italiana

クチーナ・イタリアーナ(イタリアの台所)
第220号

イタリアD.O.P.食材に登録されたオリーブオイル

はじめに


 イタリアのD.O.P.(Denominazione di Origine Protetta)に指定された食品は地域特有の品質のすぐれた美味しい製品であることを示しています。言ってみれば同一食材の中で、品質の保証された優れた食品を意味します。またイタリアにはD.O.P.と似たような基準として、I.G.P.(Indicazione Geografica Protetta)保護地理的表示制度があります。特定の地域に由来する品質、特長を有する製品で、製造、加工、包装にいずれかの工程が特定の地域で行われたものが指定されます。製造、加工、包装にいずれかの工程が特定の地域で行われたものということで、D.O.P.より緩い規定となっております。
 
 イタリアのD.O.P.食材、I.G.P.食材の2回目としてオリーブオイルを紹介します。在日イタリア大使館貿易促進部「イーチェ・イタリア貿易促進機構」によると、D.O.P.、I.G.P.に登録されたオリーブオイルは全部で2017年9月の段階で、46品目あります。
 
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エクストラ・ヴァージン・オリーブオイル


 「イーチェ・イタリア貿易促進機構」によると、イタリアの食卓には欠かせないオリーブオイルは、いわばオリーブ果実のフレッシュジュースです。化学的な処理は一切行わず、圧縮や遠心分離で果実から油を抽出します。
 
 D.O.P.、I.G.P.に登録されたオリーブオイルは全部エクストラ・ヴァージン・オリーブオイルです。加熱処理には用いず、サラダに調味料として、また料理の仕上げとしてパスタやスープ、肉や魚にかけていただくことで、その風味を楽しみ、料理を引き立てることができます。

 

古代からの食材


 カンパーニャ州の遺跡調査では、紀元前6世紀頃のオリーブ畑跡が発掘されています。このようなことからオリーブオイルはローマ時代はおろか、それ以前のギリシアや地中海地域で使われていたと言われます。いわば古代からの伝統食材と言えるでしょう。
 
 イタリア各地で、オリーブオイルの生産が行われた跡があり、北部のトレンティーノ・アルト・アディジェ州では、青銅器時代のオリーブ栽培道具が見つかっています。

 

イタリア南部のオリーブオイル


 オリーブオイルには、フルーティ,デリケートなものからピリッと辛みのあるものまで、産地と品種による風味の違いがあります。このうちかつてのギリシア植民地があった南部地中海地域のものは、フルーティさを特徴としたものが多く見られます。
 
 南部シチリア、カラブリア、プーリア、カンパーニャの4州でD.O.P.、I.G.P.に登録されたオリーブオイルは、20品目あります。このうち最大の登録数を誇るのが、シチリア州の8品目で、これはイタリア登録全体の約20%を占めています。これをみると、オリーブオイルは地中海文明との関係が深い食材という印象が強くなります。

 

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