Cucina Italiana
クチーナ・イタリアーナ(イタリアの台所)
第176号
カターニアで朝ごはん
はじめに
空路シチリアに入るのは州都・パレルモとカターニャです。カターニアはシチリア三角のイタリアに近い一辺の中程にある街です。
目的地はその南にあるシラクーサだけど、飛行機の到着が夜になるので飛行場があるここに一泊ということになったのでした。
イタリアの台所ウェブ版
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シチリアでお決まりのアランチーノ
アランチーノはシチリア名物のライスコロッケです。言ってみればおにぎりに、パン粉をまぶしつけて揚げたものです。シチリアでMidoromaさんがお決まりとしているのが、アランチーノを食べることです。
一個2ユーロはまあまあのお値段ですが、空港のものってなんでこうなんとも無い味なんでしょう。言ってみればコンビニのオニギリといったところ。味的には満足できませんでしたが、儀礼は通過しました。
宿泊したレジデンス
お宿は今流行のレシデンス形式。各部屋はミニアパートになっていてミニキッチンがついています。食事の提供は朝食のみ。ここはインテリアがすごくおしゃれだった。
写真の中央部は木の実シリーズ。同じ形のガラス容器に入れて並べている。奥はスパイスシリーズ。ちょっと真似しようかな。
バイキング形式の朝食
ホテル並みのバイキング形式の朝食。
シチリア独特の胡麻を乗せた丸いパン、食パン、各種ビスケット、クロワッサン型のイタリア朝食定番のコルネット、すべて自家製。アマレーナ、レモン、いちごのジャムも自家製。
デブ予防とコレステロール予防のため量は控えめ。イタリアの軽い朝食に慣れてしまって朝一番であまり食べられなくなってるということも大きいけれど。コルネット、プレーンヨーグルト、ヨーグルトの脇のガラスの小さな小鉢にレモンのジャムを取ってきて、写真を撮る前にヨーグルトの中に入れてしまった。水とエスプレッソコーヒー。すべての材料に気を使っていて、美味しく頂きました。
昔、バカンスでシチリアに来た時、ラジオで毎日のようにカターニアでナイフによる傷害事件にニュースが流れて、野蛮な街だという印象を持っていました。カターニャはこの朝食と宿で名誉挽回しました。
次回予告
Midoromaさんが住む海岸ぎわの小さな市に「キャンプ場のもてなし、高級レストランの味」と呼んでいるレストラン(大衆食堂)があります。「ラーメン食べに行こうか」と言う気楽さで美味しい魚料理が食べられるレストランの紹介です。
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