Cucina Italiana
クチーナ・イタリアーナ(イタリアの台所)
第165号
ダニエラの超料理
はじめに
ダニエラはダンナが高校の頃からつるんでる友達の妹。この兄妹の家がトラットリアだったこともあり、妹もその彼(現在のダニエラの夫)もひっくるめてワイワイ付き合っていた。太いまゆのキリッとした、ハートの熱い女性です。
実家のトラットリアのキッチンを遊び場として過ごしたダニエラ、料理が大好きでもてなしてくれる時は、とても一介の主婦とはおもえない手の込んだ料理を用意してくれる。手間暇をかけて調理してもてなすことを喜びに出来る人。だから、こちらも喜んで、愛情たっぷりのその美味しい食事を遠慮無くいただいています。
ダニエラの超料理→こちらから
イタリアの台所ウェブ版
→https://www.ivc-net.co.jp/cucina/index.html
うさぎのオーブン焼き
その辺のお肉屋さんで買ってきたうさぎではない。北イタリア、アドリア海側のイェーシという街に住む叔母さんの農場から持ってきたもの。
骨を全部抜いて、腹にいろいろ詰め物をし、脂肪分が少ないウサギ肉をパサパサにしないで仕上げます。
鳩のオーブン焼き(まだ途中)
これもイェーシの叔母さんの鳩。鳩も脂肪分が少ないのでうまく豚の腸詰めなどと合わせないとパサパサして美味しくない。
写真でわかるかな。ダニエラのオーブンは普通のキッチンの倍の幅があります。いかにいつも大人数の調理をしているかがわかります。
パスタの具
鳩、アヒルをひき肉にしてトマトと和えて、パスタの具にします。
鳩のオーブン焼きの出来上がり
何度もオリーブ油をかけたり、温度を調整したりして、皮はカリカリ、中はしっとりに仕上げる。
ダニエラの家はビルの7階で庭がない。テラスに鉢を並べて、バジル、タイム、ミント、ローズマリーなどハーブがたっぷり。 そのハーブをどんどん使ってみて自分の味にしていく。
料理が出来る人って、あの味とこの味を組合わせたら美味しいだろうって想像できてしまうんだよね。ごちそうさまでした。
次回予告
日本から親戚がやってきました。そこでとっておきのローマ伝統料理、子羊の腸のパスタ「パイアータ」をふるまいました。EUがEU参加国に対していろいろうるさいことを言い始め、食品でかなり制限されたものがあり、これもそのひとつです。次回はこっそり売ってくれる肉屋さんがいないと作れない子羊の腸で作るパスタです。
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