Cucina Italiana

クチーナ・イタリアーナ(イタリアの台所)
第155号

やっと作ったタラの天ぷら

はじめに


  ローマで有名な塩漬け干しタラの天ぷら、Filetti di Baccalaフィレット・ディ・バッカラ。日本の冬に真鱈ならいくらでも手に入る思っていました。よし、日本でも試してみようと思って、メルマガにもフィレット・ディ・バッカラを作るぞと告知までしてしまいました。ところが冬になっても肝心の真鱈が手にはいりません。ひいきの魚屋さんでも手に入らないのです。ようやく引退した料理人で、いつもお世話になっている「シゲノ」さんからたらが手に入ったよ、と連絡が入りました。
 
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いまや貴重な魚、真鱈


 ネットで検索してみると、確かに北海道では鱈が取れなくなっています。世界的にもここ数年不漁続きのようでした。
 
 ただ、北欧では資源が回復基調にあり、鱈が幻の魚にはならないようです。とはいうものの、日本では超貴重魚です。これまで大きいもので1本1000円もださば買えたものが、今や8000円から10000円はしています。魚屋さんの店頭では、切り身一つが500円。到底庶民の魚と言えません。日本の冬の定番だった鱈のお鍋は、家庭から姿を消しています。
 
 シゲノさんが作ってくださったのも切り身で買ったものでした。でも材料費で10切れ5000円でした。シゲノさんの提案で、バッカラ(タラの塩漬け)の天ぷらだけでなく、京味噌を使った鱈の西京漬も作っていただきました。  バッカラ(タラの塩付け)の天ぷら(写真下)。カラッと上がってて美味しー。ヘタすると衣ばかりで中はちょっぴりなんてことがよくあるのだけど、ここは見た通りの大きさの具が入っていました。

 

日本版フィレット・ディ・バッカラ


 上の写真がシゲノさんが作ってくださった日本版フィレット・ディ・バッカラです。刻んだ大葉も入ったところが日本流。生の鱈を塩漬けにして天ぷらにしています。鮮度が良いのでプリプリして歯ごたえがよく、しかも食べやすいので、干し鱈よりお勧めです。もちろん揚げたてですから、カラッとしていて、いくらでも食べることができます。日本酒との相性も抜群です。プリプリした白身魚の天ぷら。なぜ和食に鱈の天ぷらがないのか分かりません。
 
 食べながらローマのストリートフード、フィレット・ディ・バッカラを思い描きました。天つゆ等、何もつけずに食べていたのでしたが、いつの間にやら全て完食していました。
 
 下の写真は、イタリアのトラットリアで出されるバッカラ(タラの塩漬け)の天ぷら。カラッと上がってて美味しー。ヘタすると衣ばかりで中はちょっぴりなんてことがよくあるのだけど、ここは見た通りの大きさの具が入っています。

 

次回予告



ローマのファーストフード屋さんのバッカラの天ぷら

 シゲノさんは「料理は心で作るんだ」が口癖です。ですから家ではシゲノさんのことを赤塚不二夫流に「ココロのおじさん」と呼んでいます。シゲノさんいつもありがとう!!
 
 おじいちゃんが息子夫婦の家(Midoromaさんの家)にきて、Nonno(おじいちゃん)の誕生日パーティを開催しました。次回はNonno(おじいちゃん)の誕生日です。
 
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