Cucina Italiana

クチーナ・イタリアーナ(イタリアの台所)
第23号

「ハピーアワー、アペリティーボ/
レシピ:塩漬け鱈(バッカラ)のパスタ」

はじめに



 従来イタリアでは、仕事が終わって、一旦家に帰ってからレストランに出かけていました。しかし最近では、大都会周辺では、家の場所が郊外になり、旧市街のレストランまで戻って来るお客さんが少なくなりました。そこで導入されたのが、アメリカやイギリスで流行っているサービスタイムのハッピーアワー方式です。
 
 第23回は、イタリアのハッピーアワーのアペリティーボと、ヤマネさんのレシピ:簡単おいしい、塩漬け鱈(バッカラ)のパスタを紹介致します。
 
協力者の紹介と1号から10号の刊行内容
http://www.ivc-net.co.jp/food/mailmaga/2016/publish.html
 
11号から30号の刊行予定
http://www.ivc-net.co.jp/food/mailmaga/2016/publish2.html

 

イタリアのハピーアワー、アペリティーボ



Slice Caffe

 イタリアではミラノを中心にスタイリッシュなレストランやカンティーナ(酒場)等で、しっかり食べられるビュッフェスタイルのアペリティーボが流行っています。このアペリティーボというのは、食前酒の意味ですが、実態は、英米のハッピーアワー(happy hour)のようなもので、通常8時となっているディナーの開始時間前の6時頃から、お店で一杯ドリンクを頼むとブッフェ形式になった食事も一緒に楽しむことができるというものです。
 
 10ユーロ前後で楽しむことが出来、日本人なら軽い夕食ということで十分なので、利用価値大です。
 
<ミラノのお勧めアペリティーボ>
Slice Caffe
 住所:Via Ascanio Sforza,9
 電話:02-58105366
 URL:http://www.slicecafe.it/
 激安食べ放題の店として、若者に人気です。なにしろ食べ放題なので、コストパフォーマンスはピカイチです。
 
La Terrazza
 住所:Via Palestro, 2
 電話:02 76028316
 URL:http://www.laterrazzadiviapalestro.com/index.php
 文字通り大きなテラスのあるお洒落なお店です。高級店のアペリティーボで、写真のプレート一式で12ユーロです。なにしろ食べ放題なので、コストパフォーマンスはピカイチです。


La Terrazza

<ローマのお勧めアペリティーボ>
 ローマで評判のアペリティーボを集めてみました。
 
Enoteca Il Goccetto
 住所:Via dei Banchi Vecchi, 14
 電話:06 6864268
 URL:http://www.ilgoccetto.com/en/
 ローマの旧市街、ナボーナ広場からほど近いエノテカです。
 
Bibenda
 住所:Capo d’Africa Street, n° 21
 電話:06 77206673
 URL:http://www.wineconcept.it/index.htm
 コロッセオ地区のワインバーです。


 
ローマを味わうMidoromaさんの観光ツアー
http://www.ivc-net.co.jp/guide/rome/oneesama.html

 

Midoromaのレシピ
「塩漬け鱈(バッカラ)のパスタ」



 ヨーロッパでは、塩漬け鱈(バッカラ)をトマトで煮る料理はあるのですが、パスタ用にバッカラの味も活かすようにトマトを少なめにしようと思い立ちました。魚料理にはレモンのイタリアですから、レモン汁を加えてみたら正解!
 
<材料> 3人分
 塩漬け鱈(バッカラ) 300g
 レモン 半個、ニンニク ひとかけら
 ニンニク ひとかけら、トマトピューレ 1カップ、小麦粉 1カップ
 パセリ 少量、オリーブオイル、塩少々
 パスタ 300g
 
<作り方>
1.塩漬け鱈を2日ほど水につけて塩抜きします。バッからの代わりに生のタラを使ってもOKです。
 
2.フライパンにエキストラ・バージン・オリーブオイルを入れ、ニンニクをみじん切りにして入れ、火にかけます。
 
3.塩漬け鱈を絞って水気を取り、食べやすい大きさに切ります。
 
4.塩漬け鱈を切ってる間に油が熱くなってニンニクもいい香りがしてきてます。バッカラを加えて中火で良く炒め、火が通ったらトマトピューレを入れます。
 
5.トマトも煮えたら、仕上げにレモンを半分絞ります。
 
6.パスタを茹でて、水を切ったら塩漬け鱈ソースと和えます。お皿に盛って、パセリのみじん切りを散らし、完成です。
 ここでは、昨晩の残りのポルチーニ茸のポタージュをちょっと乗せてみました。


<おいしくなるコツ>
 塩漬け鱈は2日塩抜きしてもしょっぱいので塩は入れません。塩はパスタを茹でるときだけ。ナマのタラを使うときは、タラを炒めるときに塩をちょっと振ってください。ニンニクはミジン切りにして油が熱くなる前に入れます、でないと揚がってしまうので。
 
ヤマネミドリさんのご紹介
http://www.ivc-net.co.jp/trans/yamane/index.html
 
ローマを味わうMidoromaさんの観光ツアー
http://www.ivc-net.co.jp/guide/rome/oneesama.html

 

次回予告


 次回は地元の人たちが食料品や日用品を購入するフィレンツェ最大のメルカート(市場)カッシーネ市場と、イタリアのスーパーマーケットでは手軽に買えるけれど、日本では買えないけれど現地では買える手軽な食材を紹介を致します。
 
協力者の紹介と1号から10号の刊行内容
http://www.ivc-net.co.jp/food/mailmaga/2016/publish.html
 
11号から20号の刊行予定
http://www.ivc-net.co.jp/food/mailmaga/2016/publish2.html
 
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発行


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