ナポリに日帰りでお散歩/ナポリのピッツァ・スクール

 
目 次
1.はじめに
2.ナポリに日帰りでお散歩
3.ナポリのピッツァ・スクール
4.旅の情報:マスターピッツァ職人エンツォ・コッチャの店La Notizia
5.あとがき

1.はじめに

 高速電車でローマテルミニ駅からナポリ中央駅まで約1時間10分で着きますので、ローマ・ナポリは日帰り距離です。Midoromaさんはナポリ生まれで、ナポリ大学卒業で、現在ロンドン在住のお友達がいて、彼女が帰省するたびにナポリで会って、おしゃべりと散歩を楽しんでいます。

2.ナポリに日帰りでお散歩

 ナポリでは友達と相談して中心街のトゥリブナーリ通りにあるバール兼ピッツェリアのMAZZに向かいます。中央駅から地下鉄で移動します。ナポリの地下鉄駅はそれぞれ工夫がされてます。ムセオ駅の構内はあかりとステンレスを使った現代美術のようになってます。すごく有名なのがトレド駅のモザイクの宇宙を覗くような天井です。トゥリブナーリ通りのMAZZに向かう道は、いかにもん小さな店が軒を並べる小さな小道です。店の入り口にはBaba'(ババ、二番目のバにアクセントが来ます)と書いてあるのが見えます。リキュールをたっぷり含ませたナポリ独特のお菓子の名前です。
 メニューを見ると右端の店名のところにあるのは「人生にはMazzが必要」MAZZはナポリ方言で幸運という意味が書いてあります。店には幸運のお守り的なものがたくさんあります。私たちが座った裏の出入り口から見えた大きな赤い角。これもナポリ人がよく使うお守りです。これは装飾ですが、洗濯物とともにナポリの下町風景に欠かせない小道具、カゴです。
 出ましたピッツア!!ピッツア・マルガリータの現代版、額縁のあるナポリ風ピッツァの生地にプチトマトと水牛のモッツァレッラ乗せたピッツア。お財布ピッツアのピッツア・ポルタフォリオ、ピッツァの中に水牛のリコッタを入れて半分に折って揚げたもの。モチモチ感のあるナポリ風ピッツァ生地に水牛のコクのあるリコッタの組み合わせが美味しかったです。
 懐かしい大学に寄ってみたいという友人と大学に行く途中には、道にストリートアートがあります。聖ディエゴ、アルゼンチン出身のナポリチームの立役者だったディエゴ・マラドーナはナポリでは聖人扱いです。ここでも似顔絵に「聖ディエゴ」と書いてあります。 「プルチネッラ」デジタルに移行してだいぶ店舗が少なくなって来ました。新聞雑誌販売店で客引きをしている?プルチネッラ人形です。コンメディア・デッラルテの中に登場するストックキャラクターの一人でナポリに割り当てられて、ナポリのシンボルとなっています。ナポリ大学の入り口に寄ってプレビシート広場に面した高級カフェ・ガンブリヌスを眺めます。この後王宮から見た聖サンフランチェスコ・ディ・パオラ教会を望みます。お散歩の締めくくりはナポリ湾とベスビオ火山、ピッツァとともにこれを観ないでナポリを去るわけにはいきません。
 
 詳しくは→https://www.ivc-net.co.jp/cult/wind/2022/383.html
 

 

3.ナポリのピッツァ・スクール

  本物のナポリ・ピッツァの職人を養成するためにナポリで開講されているのがピッツア職人の養成講座、ピッツァコンサルティングです。世界各国からピッツア職人を目指して多くの人がこの講座を受講して,職人として羽ばたいています。本場のナポリのピッツァ作りには正確なルールと技術が必要です。ナポリのNo.1ピッツァイオーロ(ピッツァ職人)で、有名なミシェランにも掲載されているPizzaria la Notiziaを経営するエンツォ・コッチャが主宰して、伝統的ナポリ・ピッツァづくりにおける高度な技術を提供し、真のナポリ・ピッツァの古い伝統文化の振興を図るため、1995年に開設したのがピッツァ・コンサルティングです。ピッツァコンサルティングは、アイデアの実験室であり、本物のナポリピッツァ作り出すアルチザンのワークショップです。「クラッシックなナポリピッツァ」の分野だけに集中して、ピッツァ職人の研修、カウンセリンング、起業家のサポートを目的としています。本物のピッツァ職人を目指してイタリアだけでなく日本、アメリカ、ロシア、 韓国から参加者が絶えません。
 
 詳しくは→https://www.ivc-net.co.jp/pizza/index.html
 

4.旅の情報:マスターピッツァ職人エンツォ・コッチャの店La Notizia

 ナポリの街の中心部から車で20分ほど離れたカラバッジオ通りにピッツェリアLa Notiziaが3軒あります。いつも混み合うこのお店は、ナポリのNo.1ピッツァイオーロ(職人)と言われ、イタリアで初めてミシェランの星を獲得したマスターピッツァ職人・エンツォ・コッチャさんが開いたピッツェリアなのです。
 こでは、カプート社の小麦粉を使い、職人技で練り込まれ、発酵させてあるピッツァ生地が、いつでも名匠ステファノ・フェラーラの手による伝統的なレンガ造りの薪釜で焼くことができるように最適な温度で準備されています。食材の品質と組合わせが独特の味を産み出すことから、ピッツァのベースとなるトマトソースからトッピングに至るまで、食材は生産地、生産方法にまでこだわった厳選されたものが選ばれています
 
住所:Via Caravaggio 53 , 80126 Napoli,
電話:+39 081 714 21 55

5.あとがき

キリスト教が世界宗教として発祥したローマは、カソリック信仰において、最も神聖な土地となっています。そのためローマには初期キリスト教の伝説が伝わる場所が各所にあり、多くの巡礼者を集めています。次回は、クリスチャンが訪れるローマの教会と場所です。
ご意見・お問合せ・旅行のご相談は→info@ivc-net.co.jp
 イタリアでのビジネスや旅行は→こちらから
 メルマガバックナンバーは→こちらから