貴顕の館パラッツォ (Palazzo) /映画で使われたコロンナ宮

1.はじめに
パラッツォ (Palazzo) は、古代ローマ皇帝の宮殿があったパラティーノの丘を語源とする言葉で、教皇、上位の聖職者、貴族等の貴顕が住む住居のことです。現在それらの多くは公共の庁舎等に転用されおり、日本では、宮殿と訳されています。
2.貴顕の館パラッツォ (Palazzo)

<マッシモ宮(Palazzo Massimo)>
マッシモ宮の中にある、ローマ国立博物館では、古代ローマの逸品が多数並べられています。古代ローマの共和制の後期の作品やローマ帝国後期の作品を堪能することができます。 マッシモ宮には、アウグストゥス帝の妃リウィアの別荘の壁画であった『リヴィア家のフレスコ』や、紀元前1世紀の『ファルネジーナ荘の壁画』などが収蔵されています。
詳しくは→https://www.ivc-net.co.jp/guide/rome/massimo.html
<ヴェネチア宮殿(Palazzo di Venezia)>
初期ルネサンス様式の宮殿。教皇パウルス2世となる枢機卿の館として作られました。16世紀半ばから18世紀末まで、ヴェネチア共和国の大使館として使用されたていたことから名付けられています。現在はルネサンス期を中心とした陶磁器、彫刻、タペストリー、武具などを展示する博物館となっています。中世期の様式からルネッサンスの様式が見え始めた段階の建築史上重要な建物です。
詳しくは→https://www.ivc-net.co.jp/guide/rome/vene.html
マッシモ宮の中にある、ローマ国立博物館では、古代ローマの逸品が多数並べられています。古代ローマの共和制の後期の作品やローマ帝国後期の作品を堪能することができます。 マッシモ宮には、アウグストゥス帝の妃リウィアの別荘の壁画であった『リヴィア家のフレスコ』や、紀元前1世紀の『ファルネジーナ荘の壁画』などが収蔵されています。
詳しくは→https://www.ivc-net.co.jp/guide/rome/massimo.html
<ヴェネチア宮殿(Palazzo di Venezia)>
初期ルネサンス様式の宮殿。教皇パウルス2世となる枢機卿の館として作られました。16世紀半ばから18世紀末まで、ヴェネチア共和国の大使館として使用されたていたことから名付けられています。現在はルネサンス期を中心とした陶磁器、彫刻、タペストリー、武具などを展示する博物館となっています。中世期の様式からルネッサンスの様式が見え始めた段階の建築史上重要な建物です。
詳しくは→https://www.ivc-net.co.jp/guide/rome/vene.html
<バルベリーニ宮(Palazzo Barberini)>
ローマのバロック建築の中でも最も美しいものの一つです。バロック建築の先駆者マデルノ とバロック期を代表する芸術家で建築家のベルニーニによって建築されました。現在は、国立絵画館となっており、ラファエロが恋人を描いたと言われる「フォ ルナリーナ」、ルネサンスを代表するフィリッポ・リッピの「聖母子」、バロック絵画の巨匠カラヴァッジオの「ユディットとホロフェルネス」 など13世紀から18世紀にかけての作品が揃っています。
詳しくは→https://www.ivc-net.co.jp/guide/rome/barberini.html
<コルシーニ宮(Villa Corsini)>
セッティミアーナ門を通り抜けたところにあるのがコルシーニ宮(Villa Corsini)です。1500年代初頭の大司教の住まい、1600年代にはスェーデン女王の住まいでした。1700年代にはフィレンツェ出身の富豪、その後、教皇の住まいとなっています。コルシーニ宮は国立古代絵画美術館となっており、中世の終わり、ルネッサンス期、初期バロックの絵画が並んでいます。 詳しくは→https://www.ivc-net.co.jp/guide/rome/barberini.html
<カンチェッレリア宮(Palazzo della Cancelleria)>
1485年にラファエレ枢機卿が金に糸目をつけずに造らせた初期ルネッサンス建築の代表である宮殿です。簡素に見えるますが、歴代法王が贅の限りを尽くした内装となっています。ヴァザーリが100日間で完成させたという「100日の間」と呼ばれる部屋もあります。長方形の中庭はブラマンテのデザインによる初期ルネッサンス様式の回廊が連なっています。回廊はカフェとなっており、入ることが出来ますが、内部は今も法王庁が使っていて、公開されていません。未公開の世界遺産です。
ローマのバロック建築の中でも最も美しいものの一つです。バロック建築の先駆者マデルノ とバロック期を代表する芸術家で建築家のベルニーニによって建築されました。現在は、国立絵画館となっており、ラファエロが恋人を描いたと言われる「フォ ルナリーナ」、ルネサンスを代表するフィリッポ・リッピの「聖母子」、バロック絵画の巨匠カラヴァッジオの「ユディットとホロフェルネス」 など13世紀から18世紀にかけての作品が揃っています。
詳しくは→https://www.ivc-net.co.jp/guide/rome/barberini.html
<コルシーニ宮(Villa Corsini)>
セッティミアーナ門を通り抜けたところにあるのがコルシーニ宮(Villa Corsini)です。1500年代初頭の大司教の住まい、1600年代にはスェーデン女王の住まいでした。1700年代にはフィレンツェ出身の富豪、その後、教皇の住まいとなっています。コルシーニ宮は国立古代絵画美術館となっており、中世の終わり、ルネッサンス期、初期バロックの絵画が並んでいます。 詳しくは→https://www.ivc-net.co.jp/guide/rome/barberini.html
<カンチェッレリア宮(Palazzo della Cancelleria)>
1485年にラファエレ枢機卿が金に糸目をつけずに造らせた初期ルネッサンス建築の代表である宮殿です。簡素に見えるますが、歴代法王が贅の限りを尽くした内装となっています。ヴァザーリが100日間で完成させたという「100日の間」と呼ばれる部屋もあります。長方形の中庭はブラマンテのデザインによる初期ルネッサンス様式の回廊が連なっています。回廊はカフェとなっており、入ることが出来ますが、内部は今も法王庁が使っていて、公開されていません。未公開の世界遺産です。
3.映画で使われたコロンナ宮(Palazzo Colonna)

コロンナ宮(Palazzo Colonna)はローマに勢力を誇っていた13世紀に建設されたコロンナ家の宮殿(Palazzo)です。現在はコロンナ美術館として一部が公開されています。豪壮な装飾のなされた広間と、壁を埋めつくす色とりどりの絵画は圧巻。16世紀末に大改修が行われ、マニエリスムから後期バロックに至る時代の建 築家が改修に参加しています。現在はコロンナ美術館として一部が公開されています。豪壮な装飾のなされた広間と、壁を埋めつくす色とりどりの絵画は圧巻。16世紀末に大改修が行われ、マニエリスムから後期バロックに至る時代の建 築家が改修に参加しています。
ティントレットなどルネサンス期ヴェネチア派の作品、トスカーナのマニエリスムの作品、三島由紀夫が心酔した「サンセバス チャンの殉教」を描いたバロック期ボローニャ派の巨匠グイド・レーニの「大天使ミカエル」が所蔵されています。 映画ローマの休日」のラストシーンでアン王女が記者会見をおこなうのが、コロンナ宮の2階にある勝利の柱の部屋でした。ラストシーンで、何でこの宮殿が使われたかが判る、豪壮な宮殿です。今では、この場所で、映画ロケなど許可されないと思われます。
ティントレットなどルネサンス期ヴェネチア派の作品、トスカーナのマニエリスムの作品、三島由紀夫が心酔した「サンセバス チャンの殉教」を描いたバロック期ボローニャ派の巨匠グイド・レーニの「大天使ミカエル」が所蔵されています。 映画ローマの休日」のラストシーンでアン王女が記者会見をおこなうのが、コロンナ宮の2階にある勝利の柱の部屋でした。ラストシーンで、何でこの宮殿が使われたかが判る、豪壮な宮殿です。今では、この場所で、映画ロケなど許可されないと思われます。
4.旅の情報:毎月最終日曜日のバチカン美術館入場無料
バチカン美術館は、復活祭とクリスマスが重なった日曜日を除き、毎月の最終日曜日に入場料が無料となります。入場時間は9時から12時半(最終出場は14時)です。この日は入場予約ができないことから、並んで入らねばなりませんが、通常お一人20ユーロする入場料が無料になるのはとっても魅力的です。お時間に余裕がある方は試されては如何でしょうか。
5.あとがき
ルネサンスと言えば、すぐにフィレンツェを思い浮かべてしまいますが、実際にルネサンスが栄えたのは、ローマに移ってからでした。我がイタリアンビデオコレクションで唯一の芸術家であるMidoromaさんの本格的なローマルネサンス論のさわりと、「事件を起こすな、病気になるな」と言われるフェッラゴーストについて、紹介します。