ローマから吹く風第57号
イタリアのお正月/ベファーナの日

 
目 次
1.はじめに イタリアと温泉
2.トスカーナのセレブな温泉
3.世界自然遺産のオルチャの谷
4.旅の情報:フィレンツェの日本人向けレストラン
5.あとがき

1.はじめに

 イタリアも日本と同じ火山国で、温泉があちこちにあります。古代ローマ時代には公衆浴場は、テルマエ (thermae) と呼ばれており、多くの都市に少なくとも1つの公衆浴場が存在していてそこは社会生活の中心の1つになっていました。このローマ人の伝統を受け継ぎ、かなり昔からイタリアの貴族などは温泉を楽しんでいたようです。  とくに世界自然遺産にもなっているトスカーナ地方には各地に温泉施設があります。中でもイタリア貴族ゆかりの温泉は、高級温泉施設として欧州のセレブ達を引きつけています。このたび機会があって弊社担当が訪問させていただいたことから、日本の皆さんに紹介させていただきます。

2.トスカーナのセレブな温泉

 ルネッサンスの生みの親、メディチ家のフェルディナンドさんが御自分の別荘、リラックスする場所として建築したのがこのフォンテ・ベルデなのです。歴史的由緒のあるこの別荘は現在ではトスカーナの高級温泉施設となっています。
 フォンテ・ベルデ→ https://www.fonteverdespa.com/en/spa-tuscany/1-0.html" \t
 
<お部屋>
 部屋はゴテゴテとした飾り気のない落ち着いた雰囲気で統一されており、カーテンの色もここの施設のテーマカラーと見受けるエンジ色となっています。ベッドはクイーンサイズというのでしょうか、普通のダブルベッドより広々してます。これをシングルユースしたのですから贅沢です。部屋からテルメに向かう廊下は客室のドアが並び、床はフカフカの絨毯で音を吸い取るので静かです。一階の廊下にはメディチ家の皆さんの肖像版画がこれでもか、とかかってます。
<テルメ(温泉)>
 部屋にバスローブと屋内スリッパが用意されていて、ホテル中どこでもバスローブでうろうろできます。日本の旅館で備え付けの浴衣や作務衣でうろうろできるのと同じです。湯船は屋内と屋外にあります。屋外にはスイミングプールもあります。スイミングプールや野外温泉のそばにはビーチチェアもあり、本でも持っていってゆっくり読書などできるようになっています。
 
<水着でお風呂>
 イタリアでは、温泉は水着で入ります。先ほどの屋内温泉湯船はそれほど深くなく、お湯の中で歩き回るのに良い深さです。このすぐ外に小さく仕切られた湯船があり、スイッチを押すとちょうど肩と腰のところにお湯勢い良くが吹き出してマッサージをしてくれます。さらに外に行くと滝壺があり、これに肩を打たれてもマッサージになります。この辺りは日本の温浴施設と似ています。
<お食事>
 テルメにはゆったりしてリラックスするだけでなく、体調を整えたり、ダイエットする健康施設でもあります。ここでは当然のようにお食事も施設のサービスの一環です。数多くのよりすぐりのお食事メニューが用意されています。お食事をいただいたのは、トスカーナの大自然が見渡せるテラスデッキ。だんだん日が暮れてきました。煌々とした灯りが無く、なかなかロマンチックです。
 
 一泊だけだったので、もうちょっとゆっくりできたら最高でしたね。ちなみに、行った時は7月の初め。お客さんはまばらな時でした。トリバゴでダブルのシングルユースで412ユーロ(約5万3千円:税、朝食込み)でした。
 
 詳しくは→https://www.ivc-net.co.jp/cult/wind/2019/347.html

3.世界自然遺産のオルチャの谷(2004年登録)

 ピエンツァ、モンタルチーノ、カスティリオーネ・ドルチャ、サン・クイリコ・ドルチャ、ラディコファーニの5つの街で構成されるVal d'Orciaと呼ばれるトスカーナの地域は、14〜15世紀にはシエナの領土となり、丘に並ぶ糸杉といった風景はルネッサンスの展型的な景観となっています。ここはユネスコによって自然遺産に登録されています。
 
 イタリアでも有数の温泉郷。温泉と言っても、日本のように温泉旅館はありません。温泉が湧き出ているところで、みんなが水着に着替え温泉を楽しみます。シエナ近くのワインと温泉の街Val d'Orciaです。
 
 詳しくは→https://www.ivc-net.co.jp/heritage/toscana.html

4.旅の情報:フィレンツェの日本人向けレストラン

 リストランテ・ベルコーレ(Ristorante Belcore)は、お一人でも行ける気楽なレストランです。日本人スタッフもおり、イタリアのレストランでは普通許されないプリモピアット(第一の皿)省略も可能ですし、お皿のシェアも出来るという、本当に日本人向けです。
 
 日本語が通じるレストランで美味しいところは無いとも言われていますが、ここは例外です。海から離れたフィレンツェで海鮮料理やトスカーナの伝統料理が美味しく食べられ、ワインも料理に適したものが出されます。
<リストランテ・ベルコーレ>
 住所:Via dell'Albero 30, 50123 Firenze
 電話:055 211198

5.あとがき

 2013年に就任したフランシスコ・ローマ教皇は初めての南米出身の教皇です。南米で広がっている「解放の神学」も容認する姿勢と聞きます。カトリックもいつの間にやら世界政治の前面に出ているようになっています。どうやらバチカンも大きく変化しているようです。次回はバチカンの変化・バチカン公会議のお話です。
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