ローマから吹く風第56号
イタリアのクリスマス/クリスマスのレストラン

 
目 次
1.はじめに
2.イタリアのお正月
3.クリスマスのレストラン
4.旅の情報:イタリアの冬時間と夏時間
5.あとがき

1.はじめに

 日本では伝統的なお祝いとして、お正月が最大のイベントです。正月休みも多くは12月30日から1月3日まで連続で5日間続きます。カソリックの国・イタリアではクリスマスがお祭の中で最大のイベントです。25日のクリスマスが近づくと老いも若きもそわそわしはじめます。
 
 12月26日は聖ステファノの日というキリスト教における聖名祝日の1つになっています。この日は、ヨーロッパのほとんどの国で祝祭日となっています。イタリアでは24日のクリスマスイブも含めて3日間の連休となります。そのまま新年までお休みするお店も多いのです。このクリスマスシーズンの風景をご紹介します。

2.イタリアのクリスマス

 24日のイブは夕食が正餐、クリスマスは昼食が正餐。さらに12月26日は聖ステファノの日というキリスト教における聖名祝日の1つになっています。この日は、ヨーロッパのほとんどの国で祝祭日となっています。カソリックの本山のあるイタリアでも祝日となっており、イタリアの家庭では、聖者を偲んで食事会がもようされています。つまりクリスマスイブから続く3日連続のごちそう攻めになる訳です。
 
 イタリアでは世を挙げてクリスマス。カトリックの国だから、どの家庭もちゃんと伝統に準じてお祝いします。「キリスト降誕」→「家族」と言う図式でクリスマスのテーマは「家族」。 イタリアでは「クリスマスは家族と大晦日は友達と」と格言になっているほどクリスマスは家族で過ごすものと決まっています。ですからクリスマスイブの正餐を終えて、翌朝起きてみたらサンタクロースが来ていたというのが、クリスマスの朝の定番です。
 Midoromaさんのお宅では、長いことイブは夫婦と子供でお祝いして、朝にクリスマスプレゼントをあけてお祝いするのがお約束です。そして家族でクリスマスの第2弾としてお昼に姑夫婦のところに行きます。クリスマスイブのフライや魚介類のサラダを持っていき、用意したのはパスタだけ。冷凍大蝦を買い求め、ダンナのシェフで調理、給仕までしてくれます。大蝦は1キロ半買い求め、一人につき5尾きました。これらを正餐として楽しみます。食後に義父がベローナに住む姑の娘とクリスマスおめでとうを言い合います。
 
 クリスマスの日には、ローマ法王のクリスマスミサがテレビで生中継されます。姑も含めて、我が家は熱心なカトリック教徒ではない。クリスマスは、TVの法王のミサさえ見ずにゲームに興じるのが恒例になっている。ゲームはここ数年「トンボラ」。トンボラはクリスマスの伝統的なゲームの一つで、ビンゴに似たゲーム。一番やりたがるのが、子供に戻っている姑。勝つ確率の高い「胴元」をやりたがる。手がおぼつかず、目がよく見えないので、数を間違えて言ったり、置き場所を間違えたりするのがご愛嬌。自分でも笑いこける。 それぞれ真剣な参加者。Midoromaさんの一人負けで終わり、めでたしめでたしでした。
 
 詳しくは→https://www.ivc-net.co.jp/cult/kaze/285.html

3.クリスマスのレストラン

 クリスマスは家族でをモットーとするイタリアでは、クリスマスの食事は家で取るのが基本でした。両親が共働きするケースの多くなっている昨今は、レストランへ出かける家族が増えています。そのためレストランに向かう道はあらゆる方角が混雑しています。このようなことからレストランの方でも、クリスマス用のスペシャルメニューを用意して待ち構えています。
 
 昨年までは、クリスマスには舅とその後妻が料理の腕を振るっていたのだけど、寄る年波で今年はレストランへ出向くことになりました。ウチで作ってもいいのだけど、舅としてはクリスマスの昼食を振舞いたいという気持ちがあるのだろうと考えレストランに行くことにしました。
 ダンナが見つけてきたレストランは山の中の小さなレストランでした。メニューは最初が山の幸の前菜。プリモ(第一の皿)はカルチョーホのラザーニャ(リコッタという豆腐のおからのような脂肪分を取り切った後のチーズでとても軽いチーズと混ぜた)、パッパルデッラの猪ソース和え。
 
 セコンド(第二の皿、タンパク質)は子ヤギのロースト。子ヤギを出すところは珍しい。焼きすぎず、肉は柔らかく、皮はパリパリして美味しかったです。デザートは自家製のケーキ五種類。ごちそうさまでした。今年も無事、家族一同一年を過ごしました。感謝です。
 
 詳しくは→https://www.ivc-net.co.jp/ cult/wind/2018/322.html

4.旅の情報:イタリアの冬時間と夏時間

 イタリアでは10月の最後の日曜からイタリアは通常時間となり、日本との時間差が8時間になります。また、3月の最終日曜日から夏時間に入ります。夏時間に入り時計を1時間すすめます。日本との時間差が7時間になります。通常時間は年間約5ヶ月で、時計を1時間すすめる夏時間が年間約7ヶ月あります。通常時間の期間が短いとは面白いですね。

5.あとがき

 イタリアでは「クリスマスは家族と大晦日は友達と」と格言になっているほど、大晦日は友達とわいわい騒ぐのが定番です。そして新年のカウントダウン、新年のお祝いの花火と続きます。次回はイタリアの新年の風景をご紹介します。
ご意見・お問合せ・旅行のご相談は→info@ivc-net.co.jp
 イタリアでのビジネスや旅行は→こちらから
 メルマガバックナンバーは→こちらから