ローマから吹く風第50号
6月2日は共和国祭/ローマのぼったくりバール

 
目 次
1.はじめに バールの立ち飲み
2.6月2日は共和国祭
3.ローマのぼったくりバール
4.旅の情報:トラステヴェレの屋台村
5.あとがき

1.はじめに バールの立ち飲み

 バールもレストランやホテルと同じように格付けがあって、座ったり、テーブルを使うと値段が高くなります。とくにこの料金傾向は都会では顕著です。日本ではない習慣で戸惑いますが、確かに立ち飲みや立ち食べはお店に取って手間が省けるので、安くなるのも理解できるところです。でもさすがにありきたりのバールで、立ち食べして10ユーロの料金はびっくりします。詳しくは下記をご覧ください。

2.6月2日は共和国祭

 6月2日は現在のイタリア共和国が制定された、いわば建国記念日。2018年で70年目。イタリアは戦後体制の新しい国なのです。この日には、ベネツィア広場とコロッセオを結ぶ大通り、フォリ・インペリアーリ通りで軍の行進があります。軍の行進は国を守り作るために戦った歴史と軍人を称えるため、かつての軍服もパレードに登場します。第一次世界大戦の陸軍の軍服をきた人や、ナイチンゲール達も。パレードは、陸海空の軍人たち。人が主人公で、かつてのような戦車や装甲車のパレードはありません。陸海空ともいろいろな特殊部隊に分かれている中で、特に変わっているのが陸軍のベルサリエレ(bersaglieri、狙撃兵)と日本語に訳されているけれど、アルプスの山岳部隊のこと。なんでも1836年に創設されたそうで、邪魔じゃやないかと思うほどの鳥の黒い羽を盛大にヘルメットにつけている。そして、何故かいつも走っています。
 すべてのパレードが終わると、大統領を官邸に送るために大統領付きの護衛兵コラッツィエリの登場。これがまたかっこいいんですね。カラビニエリという、こちらは1700年代に創設された軍隊に属していますが、元々は1500年代の王を護衛していた軍隊。身長190cm以上という規定があり、どっちかというと見栄えを優先していると思います。大統領が列席しています。子供たちが色を塗った5mの絵の贈呈を受ける大統領。
 
 イタリアは統一されて150年、王政廃止、共和国になって70年と若い国であります。こうしたパレードやフレッチャ・トリコローリは税金の無駄使いという意見もあるけれど、「イタリア」という意識を国民に植え付ける効果はあると思います。でもみんなが見てはいないような気もしますが。。。。。
 
 共和国祭は→https://www.ivc-net.co.jp/cult/wind/2019/341.htmll

3.ローマのぼったくりバール

 このぼったくりバールはローマの中心地のベネチア広場を背にして(右写真)、ベネチア広場とマルチェッロ劇場を結ぶVia Teatro Marcello 14にあります。オーナーがものすごく感じ悪い。一緒にいた子供が、何を食べるか迷っていたら「まだ決めないのか」と何度も言った。疲れていたので座って食べると言ったら、コーヒーとジュースと菓子パンで17ユーロ(2300円くらい)と、とんでもない金額を言うので立ち食べにしました。
 
 座る前に言ってくれたのがせめてもの「親切」。そこで、座らずに立ち食べにしました。しかるに、このバールは立ち食べでも高かった。10ユーロだって。コーヒー1ユーロ、ジュース2ユーロ、菓子パン2ユーロとちょっと高めに見積もっても5ユーロでよかったはず。
 バールもレストランやホテルと同じように格付けがあって、座ったり、テーブルを使うと値段が高くなります。ベネト通りなどの高級バールは値段が跳ね上がる。でも、どっしりした布のテーブルクロス、花とかろうそくの飾りがあったり、蝶ネクタイの給仕にジノリの食器と銀のスプーンで、客は値段を承知で高級感を味わう。ただし、だ。ただし、テーブルを使わないで立ち飲み立ち食べの場合は、格にかかわらず値段は同じ。これがイタリアの文化。10セントほどの違いがあるだけ。同じ時に店内のテーブルを陣取った5人ほどのイタリア人観光客は、本当に腹を立てて「素晴らしい人物だ!記念に握手をしてくれ!」と嫌味を言いつつ出ていきました(この対応はさすがイタリア人)。真実の口付近で水を買いたかったり、ちょっと休みたかったりしても、この通りのバールに寄ってはいけない。我慢してベネツィア広場まで歩きましょう。
 
 ローマでお勧めできないバールは→https://www.ivc-net.co.jp/cult/kaze/299.html

4.旅の情報:トラステヴェレの屋台村

 6月12日から8月31日迄、テベレ川の川沿いにいろいろ屋台が並んで、食べ物(パブやトラットリアの類)、雑貨、映画、展示、イベントをやります。
 
 入場は無料で、飲み食いにお金を使います。使わずにそぞろ歩きをしてもかまいません。軽音楽のコンサートも開催されますのでご確認ください。

5.あとがき

 慣れない外国人相手にとんでもない値段をふっかける観光地のぼったくりの話は良くあります。残念ながらこのような話題は、ローマで絶えることがありません。街の印象を悪くするので、やめてほしいところです。
 
 さて、EUに加盟して以来、イタリアでは畜産動物の扱いについて、食肉の安全性の面から厳しい規制が課せられるようになっています。古くから行われてきた畜産方式に変化が求められることになっており、食肉業界では大問題となっています。このような中で、この厳しい規制を積極的にとりいれ、消費者に受け入れられているのが生活協同組合のCOOPです。次回はイタリアの元気なCOOPです。
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