マグダラのマリアとピエタ/ローマの立ち食いピッツァ

 
目 次
1.はじめに イタリアのメーデー
2.マグダラのマリアとピエタ
3.ローマの立ち食いピッツァ
4.ローマとフィレンツェの両替屋
5.あとがき

1.はじめに

 メーデーは共産党が強かった時の名残か、イタリアの国の祭日です。春たけなわの時でもあり、野外でわいわい飲み食いするのがイタリアの習慣。この時期が旬の空豆を食べるのも習慣。ローマでは生の空豆と羊のチーズを合わせて食べるのをオツとしています。日本では労働祭とされているメーデーもイタリアでは普通の休日となっており,デモや集会に行くのではなく、みんなで集ってパーティをする日になっています。ローマは一年で一番いい季節となっています。ローマ名物立ち食いピッツァを食べながら、街をそぞろ歩きするのも一興です。
 
 5月1日は空豆の日は→http://www.ivc-net.co.jp/cult/kaze/296.html

2.マグダラのマリアとピエタ

 マグダラのマリアは、キリストの女弟子の一人で、キリストの十字架刑に立会い埋葬を見守っていた女性の一人です。そしてキリストの復活にも立会う重要な役割を果たしています。イエスの遺体に塗るために香油を 持って墓を訪れたとの聖書の記述に由来し、「携香女」(けいこうじょ)の称号も与えられています。その後、布教活動に従事したと伝えられており、正教会・カトリック教会・聖公会では聖人に列せられています。
 
 しかし、マグダラのマリアは聖書の中ではほとんど記述がない女性です。その理由としては彼女が改悛した罪深い女性、娼婦であったからとも言われています。伝承された話が少ないことから、マグダラのマリアについての様々な逸話がヨーロッパ各地に残されています。各地には、様々なマグダラのマリアの伝説があり、ローマやマルセイユにも布教に現れたとの話が伝わっています。
 
 ローマのサンピエトロ寺院の中にあるピエタ像はミケランジェロの最高傑作であるだけでなく、「モナリザ」や「最後の晩餐」とならぶルネサンス期の最高美術品の一つです。この彫刻「ピエタ」は死せるキリストを抱きかかえる聖母マリアの嘆きを表現したものと言われています。しかしミケランジェロの「ピエタ」のマリア像は聖母マリアとしてはあまりにも若すぎて、彫刻の製作時点から疑問がもたれていました。聖母マリアではなく、マグダラのマリアではないかとの印象を持った人が多かったのです。これに対してミケランジェロは彼の心の中にある聖母マリアの純潔のイメージを彫り出したもので,わざと若く彫ったと弁明しています。
 
 もちろん教皇庁の依頼は聖母マリアを「ピエタ」の女性として彫り込むことが前提でした。でもみるものが観ると、キリストの死を看取ったマグダラのマリアのように思えてくるのです。そのため、いまでも「ピエタ」のマリア像はマグダラのマリアだという見解を持つ識者がいます。この女性像に込められたミケランジェロの想いを傑作「ピエタ」を眺めながら想像するのも、ローマ訪問の楽しみの一つなのではないのでしょうか。
 
 サンピエトロ寺院は→http://www.ivc-net.co.jp/guide/rome/vaticano.html

3.ローマの立ち食いピッツァ

 イタリアのローマより北の地域では、庶民の手軽な昼食や軽食として切り売りピッツァがあります。ワンコインランチのないイタリアでは重宝しています。基本は立ったままで食べること。近くの公園のベンチに座って食べる人もいます。
 
 切り売りピッツァは、四角い長方形なのでピッツァ・アル・タッリョ(Pizza al taglio)と呼びます。小さな店舗(ミスタードーナッツのような感じ)でショーケース様のものに鉄板に乗った様々なトッピングのピッツァが並んでいま す。それを好きな大きさに切ってもらいます。少し空間に余裕がある店は店内にカウンター状、あるいは店の外に小さなテーブルを出していて、勝手に持って 行って食べることができます。
 ファーストフードみたいなニュアンスです。イタリアでマクドナルドが進出するのにすごく時間がかかったのはこの切り売りピザがあったからとも言われています。
 
<ローマのお薦めの切り売りピッツァ店:Pizzeria Florida>
 ローマで評判の切り売りピッツァ店が紀元前の神殿跡にあります。Pizzeria Floridaと言います。真ん前の紀元前の神殿跡遺跡+シーザーが殺された場所である遺 跡Torre Argentinaの脇のベンチに座って食べると、すごく気分が良いそうです。ローマを訪れたら、是非試してみてください。
 
Pizzeria FloridaのDATA 住所:Via Florida, 25, 00186 Roma
電話番号:06-68803236
営業時間:9:00-22:00
 
 切売りピッツァは→http://www.ivc-net.co.jp/food/pizza/first.html

4.旅の情報:ローマとフィレンツェの両替屋

 イタリアに行くといつも頭が痛いのはどこで両替をするかです。空港の両替店やホテルの両替はものすごく率が悪いし,銀行でもごまかす行員がいる始末です。現地のガイドがお薦めするローマとフィレンツェの両替店をお教えします。
 
<ローマの両替店>
 テルミニ駅近くのホテル・ウニベルソの前の「Change Cambio」と看板をかけているパキスタン人の店が比較的レートが良いとのことです。ただし時々悪げはないのですが数を間違えることがあるので、受け取った時に紙幣を数え直す必要があるとのことです。
 
<フィレンツェの両替店>
 フィレンツェにも換金率の良い両替所がニンナ通りに1軒あります。場所は、ウフィッツィ美術館とベッキオ宮殿の間の細い道、Via della Ninna(ニンナ通り)にある小さな両替所です。ニンナ通りはわずか100mしかなく、とても小さな両替所なのですぐにわかります。ニンナ通りの歩道に面して両替所の手書きの小さな看板が掲げてあります。日本円からユ−ロへの換金のその日のレートが手書きで書かれているが目印になります。

5.あとがき

 ローマを舞台とした映画は有名な「ローマの休日」を初めとして、数多くあります。ネットで検索したところ、たちまちのうちに50本ぐらいの映画が検索にかかりました。イタリアを代表する映画撮影所「チネ・チッタ」があるためかもしれませんが、それにしても沢山あります。次回から映画の中のローマということで、「ローマの休日」を初めとした、映画のロケーション現場となったローマを何回かに分けて紹介致します。
 
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