イタリアの食の文化


イタリア・トスカーナ地方のワイナリー

 トスカーナ州はピエモンテ州とならびイタリアワインの一大生産地で、DOCG、DOCに分類される最上級ワインが数多く作られています。州内にはキヤンティ、モンタルチーノ、モンテプルチャーノ、サンジミニャーノ、ボルゲリといった地域にワイナリーが点在しております。赤ワインであればイタリア土着種のサンジョヴェーゼ種を主体としたキヤンティ、ブルネッロ、ヴィノ・ノビレ・ディ・モンテプルチャーノが古くから高品質で知られています。また近年、カベルネ・ソーヴィニオン、メルロー等のフランス原産のブドウを使ったサッシカイア、ソライア等の「スーパータスカン」と呼ばれるボルドーワインを意識した長期熟成型の高品質ワインが開発されています。白ワインとしては土着種のヴェルナッチャ種を使った辛口のヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノが最上級のDOCGを獲得したワインとして知られています。

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テヌータ・サン・グイド(Tenuta San Guido)

 あのサッシカイア(Saccicaia)を生産しているトスカーナ州ボルゲリ地方の優良ワイナリー。敷地内にエノテカがあり、そこで試飲をし、ワインをご購入していただくことも可能です。もしワイナリーやワイン蔵も訪問されたいということであれば、個人予約は通常難しいのですが、かなり事前のリクエストによっては予約が可能な場合もあります。オステリア(レストラン)もありますので、ランチをワイナリーのオステリアで試飲もかねて取ることも可能です。
 
 テヌータ・サン・グイドのホームページは→こちらから
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パッシニャーノ(Passignano)

 10農園を抱える名門アンティノリ(Antinori)の中で唯一一般にワインセラー見学を受け入れている農園で、Cinughi dei Pazzi家が経営する15世紀のお城の由緒あるワイナリーです。このキャンティ・クラシコ・リセルヴァを製造しているバディア・ア・パッシニャーノのワイナリーは見学用に土日、オープンしています。ここにはワイナリーの他、敷地内にレストランもあります。
 
 このCinughi dei Pazzi家が経営する15世紀のお城の由緒あるワイナリーのキャンティ・クラシコ・リセルバは、ガンべロロッソによるワインランキングで最高ランクのトレ・ビッキエーリ(3グラス)を獲得しています。
 
 アンティノリのホームページは→こちらから
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フレスコバルディ(Frescobaldi)

 フレスコバルディは現在65カ国にワイン輸出の実績を持つ偉大なトスカーナワインです。トスカーナに9農園を抱えるフィレンツエ出身のフレスコバルディ家のワイン造りの歴史は古く、今から約700年前にさかのぼります。30世代も続く由緒あるワイナリーで、お城を囲む5000ヘクタールの大きな所有地の中で占めるぶどう畑の面積は1000ヘクタール以上。
 
 それぞれの広大な農園ではその土地の気候と土壌にあったぶどう品種が育てられており、その土地の自然条件を生かした独自のワイン造りが行なわれています。事前のリクエストにより、9農園の中から訪問したい農園を選ぶことができ、ワインセラーの見学、試飲が可能です。
 
 フレスコバルディのホームページは→こちらから
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ポデーレ・ラ・マッロナイア(Podere la Marronaia)

 このワイナリーで試飲するワインは全てオーガニックです。2000年に農園の土壌やワインの製法を有機栽培に切り替えて、殺虫剤や化学肥料を使わずに作られた葡萄からできています。ワインの試飲は、サンジミニャーノの特産品であるよく冷えた白ワインのヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノから。2015年に収穫したヴェルナッチャ種の葡萄を100%使ったDOCGの白ワインです。フレッシュな飲み口の美味しいワインですが、アルコール度数は14%もあります。2本目は2015年収穫のサンジョヴェーゼ種の葡萄100%を使って作られたロゼ。パスタと共に試飲しました。
 
 ワインの試飲は、サンジョヴェーゼ種の葡萄を90%とカナイオーロ種の葡萄を10%を使って作られたDOCGのキアンティ・コッリ・セネージの赤ワインに切り替わり、フランス製の樽で熟成させたガッロネ―ロのマークの付きのDOCGのキアンティ・クラシコへと続きます。
 
 ポデーレ・ラ・マッロナイア訪問記は→こちらから
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ビッラ・ビンニャマッジョ(Villa Vignamaggio)

 ワインに精通されている方のワインセラー訪問に最適なワイナリーです。イタリアで権威あるワイン大賞「ガンベロロッソ」というランキングで今年、最高峰の3ビッキエーレ(3グラス)を獲得した赤ワインを生産。このワイン生産者は、1404年から続いている由緒ある貴族のファミリーがベースとなっています。ここはガンベロロッソのみならず、ミシェランのガイドブックやワインスペクテーターなどのワイン専門雑誌からも推薦されているワイナリーです。歴史のあるワインセラーのみならず、ぶどう畑や宮殿などもみせていただけます。試飲はワイン3種類(3ビッキエーレを獲得したリゼルバを含む)のほか、自家製のオリーブオイルなども試食可能です。
 
 この宮殿のVillaは素敵で、特にイタリア庭園がすばらしく、ここはケネット・ブラッグ主演の映画"Much Ado about Nothing"の撮影場所となりました。また、ダビンチのモナリザの背景に写っている田園は、このVIGNAMAGGI村をモチーフにしていると言われています。
 
 ビンニャマッジョのホームページは→こちらから
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カステッロ・ディ・フォンテルトリ(Castello di Fonterutoli)

 600年にも及ぶ歴史を持っているトスカーナの侯爵ファミリーのMazzei家は、トスカーナのワイン作りで一番戦略的なシエナ近郊のキャンティワイン地区と南トスカーナのボルゲリ地区の重要2地区にワインセラーを所有し、最高級ワインを生産しています。キャンティワイン地区ではキャンティクラシコ(Chianti Classico)を、ボルゲリ地区ではサッシカイア(Sassicaia)を作っており、予約をしてこれらのワイナリーを訪問することができます。
 
 キャンティクラシコのワイナリーでは歴史が刻まれた歴代からのワイン蔵と近年改築されたモダンなワイン蔵の両方を見学することができ、後者の最新設備を備えた近代的ワイン蔵は「キャンティ地区の中で最も印象に残るワイン貯蔵所」(Decanter誌)と称されるほど、プロから見ても必見のワイン貯蔵所です。ファミリーが経営するエノテカやオステリアが隣接されており、そこで最高級のキャンティクラシコを試飲することができるほか、自家製のキャンティクラシコ・グラッパやDopを認証されているエクストラ・バージン・オリーブオイルも試食試飲することができます。時間があれば、お城やその周囲に広がるBorgoというのどかな集落を訪れて、中世の教会や屋敷や田舎風のかわいいアパルタメントなどを廻り、素敵なトスカーナ体験をすることができます。
 
 フォンテルトリのホームページは→こちらから
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