イタリアの食の文化


ローマの食卓

 伝統の食事、素朴でしっかりとした食材、有機農業、健康によいものを大切にする考えは、マンマの味が一番と考えるイタリア人にとって、あたりまえなもので す。そもそもイタリア料理は素材の味を重視するものです。イタリアの食文化の原点であるその地域ならではの食材にあります。ローマでイタリアの食材にチャレンジされては如何でしょうか?

ローマのメルカート
 イタリア中どこへ行っても、その土地で作られるチーズとワインがあり、森の味キノコがあります。そして、各種の季節の野菜があります。ローマで言えば、春のブロッコリ、チコリ、ローマンアーティーチョーク、アスパラガス、新ジャガ。夏の各種トマト、ナス、ズッキーニ、かぼちゃの花。秋のかぼちゃ、きのこ。冬のプンタレッラなどなど。

 生の食材は持って帰ることができませんが、見ることは出来ますし、レストランやアグリツーリズモで味わって帰っていただくことができます。これらの季節の食材に会うことの出来るメルカートを紹介します。
 
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高級食材店
 食材にこだわるイタリアでは、よりすぐりの食材を集めた高級食材店という、お店の分野が成立しています。小さな工房のパスタやオリーブオイル、高品質のフンギ・ポルチーニや乾燥トマト、イタリア全土から集められたチーズやサラミ、生ハム類を取り扱っています。値段はメルカートで取り扱うものより高く、日常使いには向きませんが、イタリア人は、誕生日等にこのような食材店を利用します。
 
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味本位のフラスケッタ
 fraschetta=フラスケッタとは・・・カステッリ・ロマーノ地方でのイタリア版居酒屋。トラットリアよりもさらに庶民的な店です。フラスケッタに行くとは、イタリア版居酒屋に行くことを意味しています。また、カステッリの中でアリッチャという街がありますが、アリッチャに行くとは、ポルケッタを食べに行くことを意味します。
 
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ローマでお魚を食べる
 ローマで「魚料理を食べにレストランへ行く」というと9割の頭に浮かぶのがローマ国際空港のある海際の「フィウミチーノ」を思い浮かべます。近海へ漁に行く船が朝方帰ってきて獲りたての魚をレストランに納入する。その魚を使って料理を提供するトラットリアが海岸沿いに並んでいます。また、ローマから60キロほど南下した港町アンツィオにも、魚介の美味しいレストランがあります。
 
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ローマの伝統家庭料理
 もともと、肉はお金持ちの食べ物でした。庶民は肉を取った後のものを食べました。つまり、内蔵、テール、舌などです。特にローマでは、古代ローマ時代から羊の放牧をしていました。ローマを建国した伝説のロムルスは、パラティーノの丘に居住し、羊の放牧をしていた団体の長ではないかとも言われているくらいです。

 Pecorinoはその名も「子羊」、また、羊の乳で作ったチーズのことでもあります。イタリアが統一された19世紀の終わりに、国が作った国営屠殺場のすぐそばにあり、  東京築地のお寿司屋さんのように元々は屠殺場に働く人たちのためのトラットリアでした。牛テールのトマト煮込み、豚の胃袋のトマト煮込み、羊の内臓の煮込みなど、ローマの家庭料理を網羅している店です。
 また羊のあばら肉のオーブン焼き(スコッタ・ディート、すなわち指のやけど、という名前の料理です。熱々を手で食べるのが基本なのでこの名前がつきました)、前菜か食後に各種チーズの盛り合わせも頼んでローマの食事を完璧にしましょう。
 
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日本人ガイドが案内する「ローマの食卓」体験コース
<イタリアの食を探る>
9時ホテル出発→9時半・トラステベレの小規模ながら、地元民が利用する朝市を見学→10時半イタリア独特の第二の朝食をBARで摂る11時→カンポ・ディ・フィオーリの朝市を見学→近くのパン屋で白ピッツァにハム、サラミ類をはさんだもので昼食。立食になるのが嫌な場合は、同じ広場にあるレストランカルボナーラか、Pecorinoにご案内して解散。
 
料金(税別):4人迄150ユーロ(市内交通費、飲食費、美術館入館料は含んでいません)
 お申し込み・お問い合わせ:info@ivc-net.co.jp
<ローマの胃袋テスタッチョ>
9時ホテル出発→9時半・テスタッチョのメルカートを見学→11時高級食材店Volpettiを訪問する→12時総合食材店Eatalyにご案内、店内のイートインコーナーご案内して解散。
 
料金(税別):4人迄150ユーロ(市内交通費、飲食費、美術館入館料は含んでいません)
 お申し込み・お問い合わせ:info@ivc-net.co.jp