パンテオン
紀元前27年にアウグストゥス帝の娘婿アグリッパによってパラティヌスの丘に建造された神殿です。焼失した神殿を、紀元120年頃にハドリアヌス帝が再建したものです。7世紀頃にはキリスト教の聖堂となっています。
ロトンダ広場には、古代ローマのモニュメントの中で最も保存がよいパンテオンがあります。
元々は、オリンポスの神を祭るため、アグリッパによって創設されたもので、様々なローマ神を奉る万神殿でした。608年頃にはキリスト教の聖堂となり、破壊を免れました。
建物自体が非常に改築されにくいものだったので、この荘厳な空間は、今日でも見ることが出来ます。ラファエロの墓もここにあります。
中に入るとバチカンのクーポラより大きい巨大なドーム構造となっており、ローマ最大のドーム建築物です。
ローマ時代建築構造物のうちで、もっともよく原型がたもたれており、ミケランジェロに天使の技といわせた建築物です。古代ローマ建築物のの傑作のひとつに数えられています。現在は教会として利用されています。
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