
日本のフリマ・Mercatino Giapponese
コロナ禍前までローマでは、Mercatino Giapponese「日本のフリマ」という、日本にちなんだフリーマーケットが毎月開催されていました。感染陽性者の増加がゆっくりになってきて、外であればこうしたフリマも開催できるようになった5月、天候にも恵まれて土日の二日間の開催になりました。
場所は1800年代に国立の屠殺場だったところ。25000平米という広さです。ただし、建物は使わない。おそらく、動物を運んできた馬車や精肉を運び出す馬車が駐車した場所にテントを張っての開催です。ショップの間隔も十分開け、通路も密にならないように設置されています。
場所は1800年代に国立の屠殺場だったところ。25000平米という広さです。ただし、建物は使わない。おそらく、動物を運んできた馬車や精肉を運び出す馬車が駐車した場所にテントを張っての開催です。ショップの間隔も十分開け、通路も密にならないように設置されています。

<フリマの風景>
日本風に吹き流しもあって、ローマの旧市街とは思えない風景。
奥に見える丘はこの地域の「テスタッチョ(頭)」の語源になった、古代ローマ時代のオリーブオイルやワインの輸送に使ったアンフォラと呼ばれる土器のかけらを積み重ねてできた丘です。
日本風に吹き流しもあって、ローマの旧市街とは思えない風景。
奥に見える丘はこの地域の「テスタッチョ(頭)」の語源になった、古代ローマ時代のオリーブオイルやワインの輸送に使ったアンフォラと呼ばれる土器のかけらを積み重ねてできた丘です。

土日の二日間、こんなに広い会場なのに入場に列ができるほどの盛況でした。
簡易建造物でBARも営業で、コーヒーを飲めます。
ただし、中では購入のみ。買ったら外へ持っていて消費します。
<お店のあれこれ>
「日本の」フリマで日本に特化したものなので、キモノを売る人も。日本の風景の版画も売っています。
「日本の」フリマで日本に特化したものなので、キモノを売る人も。日本の風景の版画も売っています。
下左写真は苔玉屋さん。日本から苔玉に適した特殊な土を買って、自分で作るそうです。店主はイタリア人です。
日本語のロゴの入ったマスクもフリマで売っています。
日本語のロゴの入ったマスクもフリマで売っています。
下左写真はこけし、キモノのリサイクルバッグ、てぬぐいなど扱う雑貨屋さん。下右写真は着物地のリサイクル品を扱うお店。

<精肉場跡地>
フリマの会場は精肉場跡地。この地域では、ムラーレス(壁画)が盛んで、ここでも見られました。
このフリマはコロナ前は月に一度の開催でした。
また、順調に開催できるようになるといいな、と思います。