ローマから吹く風




コロナ禍のうちご飯:家でパンを作る

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 コロナ渦で自粛のため家の整理をしたり以前には作らなかったものを家庭内で作る様になった人が急増してます。Midoromaさんもその一人で、週に一回くらいの割合でパンを作る様になりました。何しろパンは日本人にとっての白飯に似たニュアンスを持つもので、食卓に欠かせません。
 
 イタリアパンは大型で皮が厚めです。酵母はビール酵母菌を使います。上の写真は500gの塊です。これを購入。スーパーで唯一見つかったビール酵母で、一斉にパンやピッツァを作る人が増えたのでこれしか残っていなかったのです。これをほぼ人差し指半分ほどの塊に分けて冷凍しました。

<使うのは全粒粉>
 
 使用するのは全粒粉。精製して真っ白になったものより健康にいい、と言うことで、もっぱらこれです。
 
 精製した薄力粉より若干高めです。でも、砂糖を入れないイタリア式パンには向いています。
 
 いつも目分量なので、容量は「約」です。全粒粉500gに、あまり大きく無いじゃがいも一個を茹でて潰して冷ましたものを混ぜます。それにぬるま湯コップ一杯にビール酵母菌25gを溶かし、塩を小さじ一杯(これは好みで)、オリーブオイルを大さじ一杯(これも好みで増減)を入れたものを小麦粉の山にいれ、よく混ぜます。


 別にぬるま湯を用意しておいて、こねながら様子を見ておいおい足していきます。練った小麦が手につかなくなったら(耳たぶのやわからさ、とよく言われます)形を整えて、発酵させます。

<2度目の発酵終了>
 
 私はタッパウエアの発酵容器で全ての作業を済ませます。蓋もついているので発酵が楽にできます。寒い日はセーターでくるんだりします。
 
 発酵時間はかなり適当です。家庭内作業が色々あって忘れたりします。時々覗いて元の大きさの倍くらいになっていたら、もう一度小麦粉を手につけてこね回し(見た目の容量が半分になります)、また蓋をして発酵させます。
 
 これで2度目の発酵終了。


<パンの成形>
 
 練ったものを打ち粉をしたオーブン皿にのせ、形を整えます。
 焼いて膨らんだ時に醜く割れない様にあらかじめ切れ目を入れるのが習慣になってます。切り目は色々あり、これは斜めに。


 
<焼き上がり>
 
 焼き上がりで表面が白っぽいのとそうでないのがあります。オーブンに入れる直前に振りまかれた小麦粉の量が多い時に白くなります。
 
 じゃがいもを混ぜた自家製パンは持ちが良いので、一週間ほどで完食できます。
 
 スーパーで買うものはスライスして冷凍庫で保存し、必要な分だけ毎日解凍してました。
 
 こねこね作業が結構癒し効果がある様に感じました。