ローマから吹く風




最高のパスタ:ルンモ(RUMMO)

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 イタリアの食生活に於いてパスタが欠かせないのはご承知と思う。まぁ、最近炭水化物抜きダイエットで食べなくなる人も増えてはいるけど、多くの人にとってメインの食料である事に変わりない。実に実に多くの製造会社があり、値段も様々だ。青年がいる我が家ではパスタの消費量も多くて、二流三流の安いものを売るスーパーで1キロ50円くらいの超安価なものを常備している。
 
 日本でも有名なバリッラやブイトーニは3倍の値段だ。これらのメーカーほど流通していないメーカーでとても美味しいと評判のパスタである。


 
 ルンモ(RUMMO)、と読む。ルンモさんが作ったパスタだ。最近、ぐんぐん支店を増やしている大型チェーンスーパーマーケットがあって、開店するたびにルンモの安売りをする。我が家の近くでもオープンして、ルンモの安売りをしていたのでホクホクしながら購入してきた。500gで50円。いつものパスタの倍だけど、質を考えたら大いに許せる。
 
 ルンモさんも新進大型スーパーの経営者もベネヴェントの出身で、そうしたつながりで「オープンするから安く卸してよ」「OK、でも常備してよ」なんてやりとりがあったのではないか、と推測してる。ベネヴェントはナポリが州都であるところのカンパーニャ州にあり、郷土愛が特に強い南イタリアに属するしている。
 表面が若干ザラザラしている。高級パスタの特徴的な外面だ。パスタの種類(この場合は「スパゲッティ・アッラ・キタッラn.104」)よりも大きく「Lenta Lavorazione(遅/ゆっくり作業)」と書いてある。「ゆっくり作業」は7段階。どんなゆっくり作業なのかと公式サイトに行ってみたら、こう書いてあった。
 
 その1:我々の決して揺るがない基準と対照的に常に変化する自然環境。原材料に対する間断ない探求。
 その2:セモリナと水のゆっくりとした繊細なミキシングフェーズで奇跡のような弾力性を持たせる。
 その3:特殊ブロンズダイスによる押出成形で生地に食感。料理を「美味しい」から「絶品」に変える。
 その4:パスタそれぞれの形に合った乾燥時間と温度で水分を除去し、完熟した小麦の香りを残します。
 その5:シェフ二人による試食と噛砕を再現するダイナモメーターで程よい食感とパスタのコシを測る。
 その6:パスタの一つ一つが完璧な形で食卓まで運ばれるように留意した放送と配送プロセス。
 その7:品質を保証する外部からの認証。シェフ二人が試食するっていうのはすごいね。





<試食>
 写真は購入した袋の一つ。では実際に食べてみましょう。選んだパスタは「パスタ・アッラ・キタッラ」。なんと茹で時間12分。(画像の左側上部に時計のイラストがあるところに書いてあります)安いパスタだと、沸騰したお湯に入れるとするすると沈んでいくのだが、これはなかなか沈まなかった。「屈しないぞ!」とお鍋に放り込まれたスパゲッティが全員で突っ張っていた。


 そして12分。このパスタに和えたのは簡単スーゴ。ニンニク、黒オリーブ、カッペリ、唐辛子のみじん切りをオリーブオイルで加熱。最後にアンチョビーをちぎっていれ、イタリアンパセリのみじん切りを盛った皿の上からパラパラ。
 
 コシがあって食感もよく(二人のシェフとダイナモメーターに感謝!)パスタ自体の味も良くて、新米だとおしんこだけで美味しい、とか、美味しいジャガイモは茹でただけで美味しい、とかに似て、美味しいオリーブオイルと和えるだけでも美味しいと思えるパスタ。




 また安売りがあるといいなぁ。
 
 パスタ ルンモ https://www.pastarummo.it