ローマから吹く風




ベネツィア最高級レストランでお食事

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 ベネツィアの最高級ホテル、ダニエリをご存知ですか?ベネツィア映画祭で有名俳優が宿泊するところです。そのホテル内レストラン・ラ・テラッツァで食事をしてきました。ラ・テラッツァ(テラス)ですので、当然運河を見下ろす絶景です。
 
 ここを予約した時、確認メールに「ドレスコードはelegantでお願いします」とあって、ちょっと焦りました。なにしろ、そういう生活をしてないので。たまたまオンラインで買ってあったワンピースにアクセサリーを買い添え、写真に写ってませんが、若干のヒールサンダルで「エレガント」に応えました。



 
<突き出し>
 最近、高級レストランでは日本の料亭の真似か「突き出し」を出すところが多くなったようです。
 
 突き出し」とは言わずに「シェフからのご挨拶」みたいな言い方をします。
 
 これは羊のカッテージチーズにレモン汁を加えてクリーム状にしたものを小麦粉を練ったもので貝の形に包んで揚げたもの。レモンの香りが程よく、さわやかな食事の始まりとなりました。


 

<メカジキ、アッケシソウ、トビウオ卵のリゾット>と<エビのスパゲッティ・アマトリチャーナ、アッケシソウ添え>

 アマトリチャーナはベーコン(本当は豚?肉の「グアンチャーレ」)とトマトのローマ料理ですが、ここにエビを加え、トマトをソースにするのではなく、新鮮な熟したものを軽く火を通して酸味を残してエビの甘さとハーモニーを作ります。
 注文の品を見ておわかりのように、ここには二人で行きました。せっかく行ったからどちらも味見してみたい。でも、高級レストランのテーブル上をお皿が飛び交うのはエレガントではありません。
 
 お客さんが少なかったので、大丈夫かな、と思い、給仕さんに「お皿が飛び交っても見て見ぬ振りをしてくださいね」と言ったら、その人はにっこり笑って「大丈夫ですよ」。
 
 でももう一人、気を利かせて「お二人で分けて召し上がりたいですか?」と聞いてくれて空のお皿4枚を乗せたワゴンを持ってきて、ちゃんと綺麗に取り分けてくれました。
 
 最初からそうしてもらうのはちょっと難しいと思います。シェフは一人分の量を材料を、見栄えのいいように一枚のお皿に盛り付け、そこまでが一つの「作品」になるからです。
<季節の野菜ミックスグリル>
 第二の皿(タンパク質)は飛ばして…
 付け合わせのウイキョウ、ナス、ズッキーニ、ピーマンのグリルです。



<デザート各種>
<ババのラム漬けのカタルーニャ風スプーマ床、森の果物添え、生姜のアイスクリーム>
 第二の皿をパスしたのも、このドルチェをいただくため。
 
 「ババ」はナポリのお菓子でふかふかのスポンジケーキにたっぷりリキュールを染み込ませたものです。
 それに「スプーマ(食品にガスを注入してムースのようにしたもの)を合わせたのが新しい。
 こちらが生姜のアイスクリーム。ババの甘ったるさをキリッと引き締めてくれます。



<三種のチョコのババロア、カルティッツェ(プロセッコの品名)のゼラチンと桃添え>
 
 どれもこれも美味しかったです。
 
 でも、なんでヨーロッパのレストランのメニューって材料の名前のられつなんでしょ。もっとも、オリジナルな名前をつけても内容が逆にわかりませんね。
 
 ちなみにラ・テラッツァは前菜と第1の皿が4千円前後、第二の皿が魚、肉共に7千円前後、デザートが3千円前後です。
 高級体験を完璧にしたければ、駅からあるいは空港から、水上タクシーでホテルまで乗り付けるのをお勧めします。 一行程1万5千円くらい。
 私たちは水上バスのバポレットで行きました。 ↓切符の裏表。75分有効で7.50ユーロ。よく値段が変わるせいか、切符に値段が書いてありません。