ローマから吹く風




アレッツォ・アルベルゴッティ家の家紋

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 アレッツォは、現在約人口10万人の街です。ご多分に漏れず、ここもエトルリア起源。ローマ時代を経て、中世に力を持ちました。金細工、中世時代の甲冑競技の祭り、中世の詩人・哲学者のペトラルカが生まれた街、映画「ライフ・イズ・ビュティフル」の舞台になった街として有名です。
 ぶどう畑を横目に見ながらアレッツォへ向かいます。町の入り口にあった地図をパチリ。小さい街だけれど教会がたくさん。そのどれもに見逃せない絵があります。



<現市役所とドゥオモ>
 市役所は、要塞の形式をもった中世の建物の中にあります(写真左)。町で一番格の高い、主教会のドゥオモ(写真右)。町の一番高いところにあります。13世紀に建てられたゴシック建築のカテドラルです。

 




 
<聖シルベスターの祭壇>
 
 ドゥオモの教会の中の見どころの一つが「聖シルベスターの祭壇」です。
 
 4世紀の法王・聖シルベスターは別の所に葬られているはずなので、このミイラさんは別の法王だと思うのですが、なぜこの名前で呼ばれているのかは不明です。

 
<チウト・タルラーリの埋葬モニュメン>
 
 「チウト・タルラーリの埋葬モニュメント」という名の祭壇で、14世紀のもの。棺は4世紀のもの。
 
 その上を飾るフレスコ画は27つある祭壇の内、唯一残った4世紀のもの。
 
 アレッツォの画家マエストロ・デル・ベスコバード作。しっかりビザンチンしてます。


<アルベルゴッティ家の家紋>
 「聖シルベスターの祭壇」横の柱に刻まれた家紋。これが堀文子さんが滞在していたヴィッラ(邸宅)のご家系。アルベルゴッティ家のもの。家紋の上に刻まれた丸帽子は大司教の印です。カテドラルの歴史を読むと19世紀の大司教アルベルト・アルベルゴッティ卿がカテドラル内部のリフォームを指示したそうです。


<海と山のサラダ>
 
 残念ながら時間に追われた訪問だったので、見たのはこの教会のみで、目についたトラットリアで簡単にお昼にして次へと向かいました。
 
 トスカーナはスローフードの中心地。街ごとに美味しい店があります。アルベルゴッティ家のヴィッラの近くにも堀さんが通ったという景色の良いレストランがあります。目星はつけていたのですが、残念ながらパス。
 
 でも、軽い食事に頼んだサラダは正解でした。牛のサラミ・ブレサウラ、ルゲッタ(ルーコラ)、マッシュルーム、エビ、パルメザンのスライス。今度家で試してみます。