ローマから吹く風




プーリア州のソルベッテリーア

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 ここに着いて最初の朝食時に舅はいそいそと、「マルティーナ・フランカで朝食を取るんならカフェ・トリポリに行かなくちゃ!」と道案内をしてくれました。
 
 カフェ・トリポリは100年以上前に開店した老舗です。店名の「トリポリ」はリビアの地名です。1911年にリビアがイタリア領になったのを記念してつけた店名かなと想像しています。


 
 壁に「sorbetteria(ソルベッテリーア)」と書いてありますが、「シャーベット屋」の意味です。シャーベットが有名なんです。店内のインテリアは1950年代のもの。しっかりと手入れをして使い込んだ木製家具は味があります。

 


 

 
 イタリア人がお茶する、と言うか、コーヒーを飲むときにはいちいち座りません。だから店内は狭いのです
 
 でも天気の良い休みの時や、友達とゆっくりおしゃべりしたい時や、我々のようなエトランゼは広場のロケーションを楽しみつつ外のテーブルに陣取ります。
 
 みな、イタリアの一般的な朝食、コーヒーとコルネット(クロワッサン型のパン菓子)をとりました。


 

 でもダンナは…
”Granita di caffe con panna"(グラニータ・ディ・カッフェ・コン・パンナ)生クリームを乗せたコーヒーシャーベットで思わず変顔をしてしまいました。すごく喜んでるんです。
 
 (最初に「ソルベット」と言ってここでは「グラニータ」と言ってますが同じことです。)
 
<Caffe Tripoli>
 Piazza Garibaldi 25
 74015 Martina Franca