アグリジェントの高級レストランで夕ご飯
アグリジェントは、“神殿の谷”と呼ばれるギリシャ神殿が立ち並ぶ考古学地帯として有名です。世界遺産として登録されています。紀元前にギリシャ人によって建てられた数々の神殿が立ち並びます。冒頭の写真の一番奥に見えるテーブルで食事をした。頭上にライトアップされたコンコルディア神殿。(写真はホテルのサイトから拝借)。
五つ星ホテルのレストランだから高級レストラン。入り口には楽譜台のようなものがあって、黒い蝶ネクタイに黒い背広の方が慇懃に構えている。予約したお客さんが来ると「楽譜台」を見て予約を確認し、テーブルに案内するように給仕に指示をする。 高級レストランにありがちな(と思ってしまっている)慇懃無礼な態度では無く、どの従業員も物腰柔らかく エレガントに接してくれる。こうした教育の行き届いたところが真の高級だよね、と思う。
五つ星ホテルのレストランだから高級レストラン。入り口には楽譜台のようなものがあって、黒い蝶ネクタイに黒い背広の方が慇懃に構えている。予約したお客さんが来ると「楽譜台」を見て予約を確認し、テーブルに案内するように給仕に指示をする。 高級レストランにありがちな(と思ってしまっている)慇懃無礼な態度では無く、どの従業員も物腰柔らかく エレガントに接してくれる。こうした教育の行き届いたところが真の高級だよね、と思う。
メニューを見ると、高級レストランだけに伝統的な「おふくろの味」では無くシェフの創作料理である事がわかる。でもやりすぎていない所が良い。
ここのメニューは特産地の他にそれが何なのか書いてあるのでおおよその見当はついた。尤も、わからなくて知りたければ給仕に遠慮なく聞けばいいのだけど。
ここでも、シェアすることを給仕さんに告げた。教育が行き届いているので、まるで毎回誰にでもやっているかのような自然さでシェア用のお皿を持って来てくれた。
まずは「シェフからのようこそのご挨拶がわり」ということで、要するに突き出しですね。これは注文外。イカです。どのように調理したのかは不明。
ここのメニューは特産地の他にそれが何なのか書いてあるのでおおよその見当はついた。尤も、わからなくて知りたければ給仕に遠慮なく聞けばいいのだけど。
ここでも、シェアすることを給仕さんに告げた。教育が行き届いているので、まるで毎回誰にでもやっているかのような自然さでシェア用のお皿を持って来てくれた。
まずは「シェフからのようこそのご挨拶がわり」ということで、要するに突き出しですね。これは注文外。イカです。どのように調理したのかは不明。
第一の皿 その1:Spaghetto "Vicidomini" in salsa di gamberi, guanciale dei Nebrodi e burro di capra "Giurgitana"
「ヴィチドミー二」スパゲティのエビソース、ネブローディ豚の頬肉ベーコン、ジルジェンターナ山羊のバター和え。
材料の名前に一々どこの何々と注釈が付いているところがシェフの料理。 ヴィチドミーニのスパゲッティとは、南イタリアプーリア産の小麦粉を使ってソースが絡まりやすい練り方をするヴィチドミーニ家のパスタのこと。普通のパスタの7倍のお値段です。
ネブローディ豚はシチリア、エトナ山のそばにある街でそこで生産する黒豚さん。そのほお肉を使ったベーコン。脂肪分が多くデリケートな味で脂肪分は口に入れるととろける。
ジルジェンダーナヤギは、アグリジェント独特のヤギで平べったく巻いたツノが特徴。そのミルクからとったバター。
というわけでシチリアの特産高級食材を使い、海と山の材料を絶妙に組み合わせたパスタという訳。
「ヴィチドミー二」スパゲティのエビソース、ネブローディ豚の頬肉ベーコン、ジルジェンターナ山羊のバター和え。
材料の名前に一々どこの何々と注釈が付いているところがシェフの料理。 ヴィチドミーニのスパゲッティとは、南イタリアプーリア産の小麦粉を使ってソースが絡まりやすい練り方をするヴィチドミーニ家のパスタのこと。普通のパスタの7倍のお値段です。
ネブローディ豚はシチリア、エトナ山のそばにある街でそこで生産する黒豚さん。そのほお肉を使ったベーコン。脂肪分が多くデリケートな味で脂肪分は口に入れるととろける。
ジルジェンダーナヤギは、アグリジェント独特のヤギで平べったく巻いたツノが特徴。そのミルクからとったバター。
というわけでシチリアの特産高級食材を使い、海と山の材料を絶妙に組み合わせたパスタという訳。
第一の皿 その2Risotto al ciliegino con frutti di mare al limone verdello
パキーノトマトと海の幸とヴェルデッロレモンのリゾット
イタリア語のタイトルでCiliegino(サクランボ)とあるのはシチリアのパキーノで出来るプチトマトの事。パキーノの地は砂地で水分が少ないのでトマトの甘みが増す。パキーノの名でプチトマトがあちこちで見られるけど、パキーノトマトの種を使ってても土地が違うと同じ味にはなりません。シチリアではわざわざ「パキーノ」と断らずにサクランボと愛称のように呼んでるわけです。チビトマトはパキーノに決まってる、と。
ヴェルデッロは緑色のヴェルデから来ていて、レモンの皮がうっすら黄緑色だから。酸味がきつく無く、そのまま食べても美味しいレモンです。このリゾット、旅仲間の10歳の男の子は口に入れた途端 「ウウウッ!」と感嘆の声をあげました。おいしかった。
パキーノトマトと海の幸とヴェルデッロレモンのリゾット
イタリア語のタイトルでCiliegino(サクランボ)とあるのはシチリアのパキーノで出来るプチトマトの事。パキーノの地は砂地で水分が少ないのでトマトの甘みが増す。パキーノの名でプチトマトがあちこちで見られるけど、パキーノトマトの種を使ってても土地が違うと同じ味にはなりません。シチリアではわざわざ「パキーノ」と断らずにサクランボと愛称のように呼んでるわけです。チビトマトはパキーノに決まってる、と。
ヴェルデッロは緑色のヴェルデから来ていて、レモンの皮がうっすら黄緑色だから。酸味がきつく無く、そのまま食べても美味しいレモンです。このリゾット、旅仲間の10歳の男の子は口に入れた途端 「ウウウッ!」と感嘆の声をあげました。おいしかった。
第二の皿 その1Costoletta d'agnello scottata alla maggiorana, carciofi brasati e cremoso di cipolle rosse
マヨラナ、スパイスとワインで煮込んだアーティチョークと赤玉ねぎのクリームで煮た子羊のあばら肉
日本語だと「子羊」と漠然と呼んでしまうけど、羊肉を食べる伝統のあるイタリアでは、この料理に使った「agnello/アニェッロ」は、生後六ヶ月までの子羊で草を食べ始めたもの。特に、冬に生まれて春になって春の柔らかい草と花を食べたものが良いとされてます。ちなみにアニェッロの前の、まだ乳だけを飲んでいる子羊はabbacchio/アバッキオと名前を使い分けてます。
マヨラナ、スパイスとワインで煮込んだアーティチョークと赤玉ねぎのクリームで煮た子羊のあばら肉
日本語だと「子羊」と漠然と呼んでしまうけど、羊肉を食べる伝統のあるイタリアでは、この料理に使った「agnello/アニェッロ」は、生後六ヶ月までの子羊で草を食べ始めたもの。特に、冬に生まれて春になって春の柔らかい草と花を食べたものが良いとされてます。ちなみにアニェッロの前の、まだ乳だけを飲んでいる子羊はabbacchio/アバッキオと名前を使い分けてます。
第二の皿 その2 Crostaceo ロブスター
ロブスターを割ってグリルにしてアーモンドをかけたもの。ハサミを破る鋏を出してくれたので、初めて使ってみようとしたけれど全くダメだったので給仕さんにお願いしました。
閑話休題:日本にいたことのあるラッパーの給仕さん
給仕さんの1人が私たちの国籍を聞いて 日本人だと知ると、なんと日本語で話して来た。
三年日本にいた事があるそうで、実はラッパーなのだそう。
なんと日本の三味線師匠とユニットを組んで、実験的なラップをしているそうな。。。。。
レストランはこちら
LA TERRAZZA DEGLI DEI
Via Passeggiata Archeologica, 33 Agrigento - Sicilia
tel:+390922596288
URL:http://www.hotelvillaathena.it/ristorante-e-bar.html
給仕さんの1人が私たちの国籍を聞いて 日本人だと知ると、なんと日本語で話して来た。
三年日本にいた事があるそうで、実はラッパーなのだそう。
なんと日本の三味線師匠とユニットを組んで、実験的なラップをしているそうな。。。。。
レストランはこちら
LA TERRAZZA DEGLI DEI
Via Passeggiata Archeologica, 33 Agrigento - Sicilia
tel:+390922596288
URL:http://www.hotelvillaathena.it/ristorante-e-bar.html