命日のお墓参り
27日は姑の命日。イタリアでも亡くなった日は、命日として故人を偲びます。先月はパスしてしまったお墓参りを2日遅れで決行しました。ダンナがローマ市内をあちこち回る用事があったので、そのついでにローマ市内にある墓にお参りすることにしました。ローマ市内を用事で廻る、ということは駐車場問題が付きまとうのでダンナと2人乗りでスクーターでの移動になります。
つまりは息子はお留守番。家族主義のイタリアだけど、息子にはこういう行事に参加させないでいいのかなとちょっと思います。
バラの花束は造花でいつでもある。
私達は真ん中の花束を墓地にたくさんある花屋さんで買った。日本と同様、墓地と花屋さんは定番。一つ4ユーロの花束2つで5ユーロにしてよ、と値切るダンナ。イタリア人だね。6ユーロで勘弁してよと花屋さん。まけてくれました。
今までは姑の同居人(姑の駆け落ち相手)と一緒に来ていた。
51年の人生を一緒に過ごした人を失くした同居人の悲しみは深く、一緒に来るたびにこの小さなお墓の前に陣取って泣くので、ダンナは母を亡くした息子として十分に会話をする機会を与えられなかった。
まぁ、いろいろあってこの同居人とは疎遠になったので二人だけで気軽に来ました。
団地がたくさん。
とりあえず心でのご挨拶のお参りが終わると、ついつい周りの墓標をいろいろ見てしまう。
長生きした人、若くして亡くなった人、100年前の人、最近の人…
人はいずれこの世を去るのだ…と否応なくわからせてくれます。