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ローマから吹く風n.236

お誕生日会でレストラン

Luigi

Luigi

 姑の連れ合いの一週間後に舅の誕生日があり、コレステロールが高いから…などと言ってられない行事が重なる。

 ベローナから義妹もやってきて、魚料理のレストランへ。
 姑の連れ合いのレストランへ、という意見もあったけど、天気が良くせっかくの夏日なので海が見えるところへ行った。ローマから南へ少々下ったANZIOという港町へ行った。終戦時、イタリア本土へ米軍が上陸した土地。米軍の基地と墓地もある。
 準備万端
さぁ、食べるぞ!の意気込み。
このレストランは、食べることが大好きで、美味しくて安いレストランを知ってる友人に教わったところだから期待大。確かに隣のレストラランは閑古鳥だ。
レストランは港に面している。海好きの舅、その影響でやはり海好きの義妹もダンナもニコニコ。


こんなローマを見せたい シーフード・レストラン
 

では前菜から
マテ貝のソテー。
近年食卓に上らなくなった貝。懐かしい思いで、がぶつく。息子は敬遠。






小イカのフライ。
カリカリ






テナガエビ








マッシュポテト床のタコ

この他にサーモンのソテー、ムール貝もあったけど、写真を撮る前に食べてしまった。

 
 
 

さて、パスタタイムです。

舅は「フェトゥッチーニのエビソース」

私とダンナと息子は「ストルッツォ・プレーテのポルチーニきのこソースあえエビ添え」
 自家製の小麦粉と水で練ったパスタ。フェットゥッチーニと違って卵入れないので軽い。

ポルチーニとエビのハーモニーを期待したけど、ポルチーニで味付けしたパスタの上にエビを乗せただけで、海老の味はエビを食べるときだけで、これは残念。舅のパスタのほうが良かったかも。

義妹は「磯の味リゾット」
 ムール貝、ボンゴレ、イカ+トマト少々でこれは美味しかった。(もちろん全部味見した)。

セコンド(第二の皿。タンパク質)
 もう、みんなお腹いっぱいだったけど、「喉が欲しがる」ということでミックスフライを一人前とる。
  どれも、外はカリカリ、中は柔らかく、フライの絶品でありました。

食後の珈琲、食後酒、おしゃべりを堪能した後、海岸を散歩。 水着で泳ぐ人もいて、10月の始めだというのにまだ夏の今年であった。

漁村としてやってきたアンツィオ。 まだまだ近海物をとる漁船が活躍する。 こうした手作業がどんどん消えて行く昨今、網を修理する姿を見るのは嬉しい。 手仕事を毛嫌いする空気はイタリアにも大きくなってきている。
「どこへ行っても遺跡」が当たり前のイタリアらしく、ローマ時代のアーチを背中に帰路につく。おいしうございました。

舅への誕生日プレゼント代わりに私たちが払うはずだったレストラン代、さっさと舅が払ってくれてしまった。
プレゼントをもらうことよりこうした集まりが嬉しいことは、よくわかってるので、有り難く払っていただいた。

 
 

Ristorante Graziosi & Rinaldi
住所:Via Porto Innocenziano 38 Anzio
tel: 329-8626467

ヤマネ・ミドリさんと回るローマのツアー


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