n.222
ローマの夏の味覚
ルイジ父さんの格言シリーズです。(いつそんなシリーズができたんでしょうね)
ルイジ父さんは旦那のお父さんです。温和な方で、静かに湯船に入るようにほめます。
ほぼ週に一回、一緒に昼ご飯を食べます。誰か特定の人(料理を作った人)とか、ある料理なりをほめるのではなく、その食事の状況の気分の良さをほめます。
86歳という高齢で、血圧にも気をつけているので普段は量を食べません。とりあえず、食事が終わって、旦那が「まだ肉があるよ」「デザートはどう?」と勧めるのを、片端から「もうたくさん」と断った後にこの格言が出てきました。
「IN COMPAGNIA ANCHE PRETE SI FIDANZA.」
たくさんで(楽しく)いると、神父もうっかり恋人を作ってしまう。
私たちと楽しく食事をして、ついうっかりたくさん食べてしまった…だからこれ以上は食べられない、というわけです。
もっとも、ガミガミ奥さんと二人きりでの毎日の食事は、どうもそれほど楽しくなさそうなので、温和なお父さんの社交辞令ではなくて、本当に楽しく思ってくれたのかもしれません。
こんなローマを見せたい
食べ物の話題のついでに、ローマの夏の味覚をお届けします。
息子の学校が終わってすぐに、息子のバンド仲間とその両親、そしてバンドを指導してくれている先生夫妻を呼んで夕食会をしました。
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夏の始まりの6月と8月にイチジクが盛りになります。
このイチジクと相性がいいのが、塩とオリーブオイルだけで何のトッピングもしないピッツァ。そして…
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じゃ〜ん!
生ハムです。総勢14名、似たような夕食会をまたやるだろうと、生ハムを丸ごと買いました。
イチジクの甘さと白ピッツァの塩の辛さと小麦の甘さ、そして生ハムの塩からさと肉の生臭さが絶妙な味と香りのハーモニーを生み出すのです!
この組み合わせを考えた人に乾杯! |
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ベーシストのお父さんが生ハム切りを買って出てくれました。「やったことないんだけど」と言いながらなかなかの手付き。
ただ、後日、お父さんが切り始めたのと逆からきるのが正解と教わりました。お父さんが切り始めたのはすぐに骨に当たって切りにくい方向でした。 |
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この日は夏味覚ついでに、夏野菜のトマト、茄子、ズッキーニを半分に割って、ニンニクとバジルのみじん切りにオリーブオイルと塩を混ぜたものをかけ、さらにパン粉を上からかけてオーブン焼きにしたものを用意しました。
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ヤマネ・ミドリさんと回るローマのツアー |
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